10月 山と温泉 東北

[蔵王、蔵王温泉] ガスでイマイチな登山は温泉とジンギスカンで満足度を取り返す!

火山の蔵王は、荒涼とした地形やエメラルド色の御釜、気持ちのよい稜線歩きが手軽に楽しめる山の一つ。温泉と紅葉登山を楽しむ計画でしたが、あいにくのお天気。
ガスで何もみえない登山となりましたが、お肌がつるつるになる強酸性の温泉とさっぱりジューシーなジンギスカンを堪能!満足度の高い一日にすることができました。

本ブログは、山形旅行の1日目の記録になります。

  • 日:2025/10/5(日) - 10/6(月)
  • 旅程
    • 10/5:大阪 - 山形空港 - 蔵王登山 - 温泉巡り - 善七乃湯
    • 10/6:善七乃湯 - やまがたクリエィティブセンターQ1 - 山寺 - 山形空港 - 大阪

蔵王 ガスで何も見えず…リベンジを誓った蔵王登山

蔵王は東北地方を南北に連なる奥羽山脈にあり、宮城県と山形県の県境に位置します。
冬はスキーや樹氷(スノーモンスター)、春~秋は荒涼とした地形やエメラルド色の御釜、気持ちのよい稜線歩きが楽しめる山です。車やバス、ロープウェイで山頂付近まで近づけるため、お手軽にアクセスできるのも魅力。さらに、蔵王温泉や遠刈田温泉、青根温泉と名湯が周りにたくさんあり、山と温泉を楽しむのには最高の地。

比較的短時間で、蔵王の魅力を体感できる刈田岳〜熊野岳〜地蔵岳の三山縦走を計画していましたが、あいにくのお天気。
ガスガスで何も見えない、残念な結果に。。。
山の魅力は十分に感じることができたので、リベンジします!

  • コース:蔵王刈田山頂バス停 - 刈田岳 - 馬の背 - 熊野岳 - ワサ小屋跡 - 地蔵岳 - 三宝荒神山 - ロープウェイ地蔵山頂駅
    ※今回は悪天のため、地蔵山頂駅~熊野岳手前までを歩いた
  • 標準コースタイム:約2時間半
  • 難易度:低
    • 登山路はよく整備されています。
    • 火山地形で遮るものがなく、天候が急変する恐れや道迷いしやすい場所もあります。
  • アクセス (刈田岳から登る場合)
    • [バス] 山形空港 - 山形駅前 約40分 1,500円
    • [バス] 山形駅 - 蔵王温泉 - 刈田山頂 約1時間40分 3,720円 (季節運行)
    • [蔵王ロープウェイ] 地蔵山頂駅 - 蔵王山麓駅 約20分 3,400円

東京からのアクセスについて
蔵王温泉と組み合わせるのであれば山形経由、遠刈田温泉や青根温泉と組み合わせるのであれば白石蔵王経由がよさそうです。
①山形駅経由
 [新幹線] 東京 - 山形 約2時間半強 約12,000円 [バス] 山形駅 - 刈田山頂 約1時間40分 3,720円 ※季節運行
②白石蔵王駅経由
 [新幹線] 東京 - 白石蔵王 約2時間 約10,000円 [バス] 白石蔵王駅 - 蔵王刈田山頂 約1時間30分 2,100円

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天気がいま一つなこの日。刈田岳〜熊野岳〜地蔵岳の三山縦走を予定していましたが、あきらめて軽い散策に。

山形空港のHPから乗合タクシーを予約して蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅へ。約60分の道のりで4,500円。予約時に、「JMBお得意様番号」を入力すれば、JALのマイルもたまります。
三山を縦走する場合は、山形駅まで行き、そこから山交バスで刈田山頂に行く予定でした。

乗合タクシーの運転手さんは70歳。明るい方でよくお話しされます。「天童は将棋の街で人間将棋が名物だよ。」「道の駅蔵王は地元の人も集まる大きい道の駅だよ。」と地域情報を教えていただきました。

山形空港は24度でも、ロープウェイ蔵王山麓駅は19度。上に行けば、さらに涼しくなるとのこと。天気はいまいちでしたが、青空が顔を見せるときもあったので、微かな望みをかけて蔵王登山へ!

コインロッカーに荷物を預けます。スキーシーズンの利用もあるため、更衣室やトイレはあります。


ロープウェイは当然ながらガラガラです。
蔵王山麓駅から樹氷高原駅まで約7分。そこから乗り換えて地蔵山頂駅まで約10分。
街はまだ晴れ間もありましたが、どんどんと曇天に。そして、ガスで囲まれて何も見えなくなりました…。

雲がたなびいているようにみえるけれど、ガラスのすりきずです。。下山時に撮影。

晴れていれば紅葉がきれいだったかもしれません。
温泉と山をテーマに1回/月の頻度で他県に足を延ばしていますが、天気に恵まれるのは50%の確率ですね。これも登山旅行の現実です。

地蔵山頂駅はガスガス。ただ、雨は降っていなかったので、少し歩いてどんな山なのかを見ることにしました。

地蔵山頂駅から100mの距離にある蔵王地蔵尊。なんと、安永乙未年(1775年)に造立されたそうです。
完成までには37年もの長い歳月がかけられたといわれ、不思議なことに建立後に遭難者が少なくなり、「災難よけ地蔵」とも呼ばれるそうです。

道はとても整備されていて、歩きやすい。
晴れていたら、きれいな道だろうなあ

洋服で歩いている方ともすれ違いましたが、歩きやすいとはいえ、登山の恰好がいいと思います。

熊野岳方面に近づくにつれ、だんだんと荒涼とした雰囲気に。。。

熊野岳へ上がるポイントまで来ました。白ペンキが目印ですが、ガスが濃いため、今回はここをゴールとすることにしました。

歩きやすく、晴れていれば展望が楽しめるよい山だと確信。時期をあらためて、リベンジします!

蔵王周辺の温泉
蔵王周辺の温泉は泉質の宝庫。ぜひ、色々な温泉地を巡ってみたいものです。
・蔵王温泉(山形):「東北の草津」とも呼ばれる強酸性の名湯。
・遠刈田温泉(宮城):硫酸塩泉・塩化物泉。共同浴場や商店が並ぶ庶民的な温泉街。
・青根温泉(宮城) :単純温泉。山間の静かな湯治場。刺激が少なく長湯向き。
・鎌先温泉(宮城) :塩化物泉ほか。「傷に鎌先」と言われる薬湯。5軒の宿がひっそり並ぶ歴史ある温泉。
・峩々温泉(宮城) :炭酸水素塩泉・硫酸塩泉。静寂な湯治宿

蔵王温泉街 おすすめは共同湯とジンギスカン

蔵王温泉は、開湯が西暦110年とも言われる歴史ある温泉地。5つの源泉群からなり、47の源泉数を誇ります。pH1.6前後の強酸性泉は肌の古い角質を溶かすピーリング効果と殺菌作用があり、肌が一皮むけてつるつるになる「美人の湯」。温泉で知り合った方に、「蔵王の温泉は肌がきれいになっていい。」と前評判を聞いて楽しみにしていました。

そして、もう一つのお楽しみが、ジンギスカン。羊毛産業が盛んだったため、羊肉食が広まり、独自のジンギスカン文化があります。さっぱりと食べることができ、独特の風味がたまらない。ごはんとよく合い、最高の下山飯でした!

いまいちな登山でしたが、この蔵王温泉とジンギスカンで満足度の高い一日となりました!

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山形のソウルフード「玉こんにゃく」を売っているお店も。スキーシーズンは賑わいそうな街並み

春から秋はハイキング、冬はスノーモンスター(樹氷)やスキーが楽しめる蔵王。高湯通りを中心に、ペンションやホテル、旅館など宿泊施設が充実しています。共同湯も素晴らしいので、安くすませたいならペンションも一つ。

蔵王のもう一つのお楽しみがジンギスカン。ジンギスカンといえば北海道を思い出しますが、蔵王でも人気。羊毛産業が盛んだったため、羊肉食が広まり、独自のジンギスカン文化がつくられたそうです。
今回は目をつけていた「ろばた」を訪れました。

山師から仕入れたという山菜料理も気になります…

一人でも入店できるか少し心配でしたが、問題なし。
ジンギスカン定食2,200円を注文。ラムとお野菜のセット、山形のダシの乗った豆腐、お麩の煮物、茗荷の酢漬け、めかぶ、ごはん、味噌汁。
ラムはさっぱりと食べることができ、独特の風味がたまらない!そして、村山市のはえぬきを使ったお米がまたおいしい。ビール+ご飯をぺろりと平らげてしまいました。
全然、胃がもたれない…。大満足のランチとなりました。

下湯共同浴場の横にあり、宿泊施設もある「ろばた」。次回はぜひ宿も利用してみたいですね。

歩くとなるとなかなかにしんどい

腹ごなしに少し歩いて大露天風呂に向かいます。熱い湯の流れる川をせき止めて作られた大野天風呂。春〜秋の期間限定営業です。

「ろばた」からGoogle Mapで徒歩15分。蔵王連峰の西斜面、標高900 m の自然の中にあるので、なかなかな坂を上っていきます。
車で行くのがおすすめ笑。

人気の温泉。次々と入り口に人が吸い込まれていきます。

大露天風呂に到着。この入り口前に駐車場とトイレがあります。中には番台と脱衣所、露天風呂があるだけなので、トイレに行きたい場合は事前に済ませます。シャワーや洗い場はありません。

こちらが上流。奥にもう一段下がったやや小ぶりの浴槽がある。(出典:蔵王温泉大露天風呂公式HP)

自然石を組んだ湯船が渓流沿いに2段連なり、pH 1.9の強酸性の硫黄泉が贅沢にかけ流されています。
少し熱く感じる湯につかると肌がぴりり。手で肌をこするとツルツルになっていくのがわかります。さすが強酸性。目に湯が入ればしみて開けていられません。

番台や脱衣所も、釘を使わずに建てられているそうですよ。

雰囲気もよく、いいお湯だったのですが、いかんせん人が多い。
14時ごろに行きましたが、なかなかの混雑だったので、ゆっくり入りたい場合は時間帯を選んだ方がよいかもしれませんね。

共同浴場はいずれも300円。赤いポストにお金をいれます。

そして、蔵王でお目当てだったのが川原湯共同浴場。
共同浴場は「上湯」「下湯」「川原湯」の3つがありますが、川原湯は足元湧出で鮮度抜群。
こんなこじんまりとした建物に脱衣所と浴槽があるだけですが、駐車場もあります。

早朝に訪れました。朝6時になると自動ロックで鍵が解除されましたが、しばらく電気がつかず、暗い中で湯につかります笑。

木で囲われた浴槽に、さわさわと流れる湯の音を聞きながら静かに入る…
ほっとする至福のひと時でした。

裏手の湯口。硫黄成分?で白く結晶化しています。すごい…

蔵王温泉 善七乃湯 Oohira Hotel ペットの宿泊もできる、温泉こだわりの宿

今回選んだお宿は、温泉にこだわりのある善七乃湯 Oohira Hotel。
「加水・加温・循環なし」という源泉かけ流しの温泉だけでも珍しいですが、さらに「湯出して、5分以内のお湯」「その5分間空気に触れないようにする」徹底ぶりです。
もともとは湯治文化を大切にしてきた宿でしたが、個性を出す経営方針でペット同伴可能なホテルになっています。

貸切温泉が7つ(1つはペットと一緒に利用可)もあるので、ご家族や恋人、ペットと一緒に温泉を楽しみたい方によい宿かもしれません。25年秋は、朝食のみプランであれば一人泊も可能でしたが、26年1月現在は一人泊プランはありません。

泉質のよい温泉に、送迎や入浴後のビールサービス(有料)など、きめ細やかなサービスが印象に残っています。

  • 蔵王温泉 善七乃湯 Oohira Hotel
    • 2食つき:約13,000円〜 (税込、二人泊の場合)。
      公式HPをみると2026年1月現在は一人泊プランが出ていませんでした。
    • 利用したプラン:【1泊朝食付】おひとり様からご利用可能。日々の疲れを露天風呂で解消<貸切風呂無料>
    • 温泉:酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 内湯2つ、庭園風呂2つ、貸切露天風呂7つ 清掃時間18:00-18:30以外はいつで入浴可能
    • 食事:朝食7:30-9:00 レストラン (朝食のみプランのため、朝食のみ記載)
    • その他
      • 自社HPからの予約:ホテル利用500円券やウェルカムドリンク、チェックアウト11時までなど、五大特典あり
      • 送迎:蔵王温泉エリアは、ホテル専用の送迎バスの利用が可能。12月~3月の冬季は山形駅やかみのやまからの送迎をする場合もあるとのこと。
      • 貸切風呂:WEBで事前予約可能。21時までが事前予約制、それ以降は空いていれば利用できる。

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大露天風呂につながる坂の中腹にあるホテル

今回選んだお宿は温泉にこだわりのある旧大平ホテル。大露天風呂から近く、徒歩5分ほどの距離にあります。

「加水・加温・循環なし」という源泉かけ流しだけでも珍しいですが、さらに「湯出して、5分以内のお湯」「その5分間空気に触れないようにする」徹底ぶり。
そして本格的な温泉宿なのにペットも泊まれる、実は個性的な宿。

「どんなお宿なのかな?」と興味がわいてチョイスしました。

2階にあるロビー

貸切風呂7つ、内湯2つ、露天風呂2つと温泉施設が豊富にあるこのホテル。ロビーで説明を受けて、自分で部屋にいくスタイル。
貸切風呂はWebから事前予約が可能。わたしはチェックイン時にロビーで予約しました。

一般客室とペット専用客室は棟も分かれているので、一般館はとても静か。建物はやや古いですが、清掃は行き届いています。

広くてとっても快適なお部屋

一人泊ですが、10畳はある広い部屋。布団はすでに敷かれていました。
窓側のテーブル席は日当たりもよく、ここでゆっくりと過ごします。

トイレと洗面所も部屋についています。無駄なものがなくクリーン

伊丹空港で買った柿の葉寿司とお茶請け(干し梅、樹氷ろまん)、ホテル内で購入したビールで一服。
夕食は蔵王温泉の飲食店を考えていましたが、坂道の往復を考えると外にもう出たくない。。
ランチをしっかりいただいたので、本日はこれで良しとしました。

お楽しみの温泉!
内湯は2つあり、時間帯で男女入替制。シャワー設備があるので、洗髪等は内湯で行います。
ただ、蔵王温泉は脂肪が落ちやすいので、あまり体をゴシゴシとこすらない方がいいですね。

出典:山形蔵王温泉 善七乃湯公式HP

内湯から庭園露天風呂(混浴)に行けるようになっています。湯あみ着(有料)または持参の水着で入浴も可能。15:00-18:00が女性専用時間のため、この時間に入浴しました。
貸切露天風呂で十分に温泉を堪能できるので、無理して入浴するほどではないかなと個人的には思いました。

貸切風呂はなんと7つも!21時までは予約制で、その後は空いていれば利用できる仕組み。
こちらの貸切露天プレート置き場コーナーーで、空いているお風呂を確認。プレートをもってお風呂に行き、入り口で「入浴中」にしてかける。そして、入浴後はプレート置き場に戻します。

貸切風呂へと期待が高まります

こちらは「恵比寿天」の湯。

天気がよければ、朝日連峰や蔵王温泉街を一望することの出来る、ロケーションのよい露天風呂。
誰にも邪魔されずにゆっくり入れる貸切はやはりいいですね。
強酸性泉で長湯は向かないため、休み休み入浴しました。休憩用の椅子もあります。

お風呂あがりに生ビールを部屋で飲めるサービス(有料)もありましたよ!

石風呂の雰囲気がよい「福禄寿」の湯。きんと冷たい朝の風の中、入浴するのが気持ちよかったです。

朝食は7:30~9:00。レストランでのバイキングでした。

せっかくなので、山形だしや芋煮をチョイス

温泉ときめ細やかなサービスが印象に残ったホテルでした。

旅したルート

山形の村山エリアを旅してきました
刈田岳~地蔵岳の三山コース以外も気になりますね

    -10月, 山と温泉, 東北
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