11月 九州 街と温泉

[霧島、丸尾温泉、湯之谷温泉] 桜島を一望する絶景湯と硫黄泉×炭酸泉の極上湯

全国2位の源泉数を誇る温泉王国の鹿児島。紅葉の韓国岳×温泉の計画でしたが、あいにく山の天気は荒れ模様。韓国岳は2023年初冠雪…。登山は諦めて、おいしいものと湯巡りを満喫にしました。

  • 日:2023/11/17(金) - 11/19(日)
  • 旅程
    • 11/17 大阪(関空) - 鹿児島空港 - 食楽々 - 丸尾温泉 旅行人山荘 - 湯之谷山荘
    • 11/18 湯之谷山荘 - 霧島神宮 - うなぎ料理 よし宗 - 妙見温泉巡り - 田島本館
    • 11/19 田島本館 - 鹿児島空港 - 大阪(関空)
  • 初日のブログです。2日目〜最終日の「霧島、妙見温泉」のブログはこちら

丸尾温泉 旅行人山荘

霧島は温泉が豊富にありますが、公共交通機関だとアクセスがなかなかに大変。今回は旅行人山荘と湯之谷山荘に厳選しました。山の上にある旅行人山荘は、桜島と錦江湾を一望する露天風呂が唯一無二。冷たい風に吹かれながらも、硫黄泉で体はぽかぽか。目の前には移ろいゆく空と桜島が広がる露天風呂は最高の贅沢でした。

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鹿児島に到着!天気がよければ、高千穂峰や韓国岳が見えます。(写真は最終日のもの)
国際線もある鹿児島空港。なかなかに広く、飲食店や土産物店も充実していました。ランチを食べに、空港から徒歩10分の食楽々(くらら)へ。
「坂留鶏肉」という鶏専門店による飲食店(営業時間11:00-13:30、17:00-22:00)。平日ですが、開店待ちの客が4、5組ほどいて、人気ぶりが窺えました。
お昼時は定食+くららセット(定食のお食事が激安で追加)が人気のよう。唐揚げ定食や鳥刺し定食がよく出ているようでした。私はビールを飲みたくて、くららセット(鳥刺し、唐揚げ、ビール)1,000円とチキン南蛮550円をオーダー。素材の良さが光る鳥刺しが個人的にはよかったです。弾力があり、噛むと旨みが出てきて、美味しい。
食事を終えると、鹿児島空港に戻って、バスで霧島方面へ。空港には足湯があり、道中にもたくさんの温泉を見かけました。温泉天国ですね。「高千穂小前」でバスを降りて、お目当ての旅行人山荘に向かいます。バス道からの分岐点にはホテルの看板があり、ここから坂道を登ります。
バス停から20〜30分の距離。坂道なので、だんだんと汗が出てくる。歩いている人はいません…。皆さん、車で行かれるようですね。下水道に排出された温泉の硫黄の匂いが濃い!いい温泉に間違いないとテンションが上がりました。
旅行人山荘に到着!単純泉と硫黄泉の2種類の源泉をもつ宿です。
桜島が目の前に広がる素晴らしいロケーション!この景色を見ながらの温泉は唯一無二でした。泉質も申し分なく、露天が硫黄泉、内湯が飲泉もできる単純泉です。13時半頃でしたが、ほぼ人はおらず、ゆっくり堪能。この日は曇っており、灰色の雲と太陽の光で金色に輝く錦江湾のコントラストがなんとも言えず美しかったです…。(出典:旅行人山荘HP掲載の写真)
落ち着いた館内で、掃除もいき届いていました。上品なロビーや図書館があり、ゆっくり寛げそう。接客も良く、ぜひ宿泊もしてみたいと思いました。※一人泊の提供なし。
秋も深まり、温泉がうれしい季節。足湯もあり、ここからも桜島がよく見えました。

霧島湯之谷山荘

温泉大国九州の中でも、トップクラスの泉質を誇る湯之谷山荘。少し熱めの硫黄泉、ぬる湯の炭酸泉、硫黄泉と炭酸泉の混合湯の三種類のお湯が絶妙なバランスで保たれており、交互に入ると永遠に入浴していられるほどの気持ちよさ。純粋に温泉好きな宿泊客が多いのか、みなさん静かに楽しんでおられ、そんなところもよかったです。

  • 霧島湯之谷山荘
    • プラン:素泊まり(洗面所&トイレ共用) 5,800円
  • アクセス
    • [バス] 鹿児島空港 - 丸尾 35分 760円 空港連絡バス時刻表
    • 今回は、旅行人山荘から湯之谷山荘まで徒歩で移動

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旅行人山荘からお宿の湯之谷山荘へ向かいます。徒歩1時間ぐらいの距離。山荘付近は暗い道のため、夕方以降であればタクシーなどを利用した方がベターです。霧島は思いの外に寒く、紅葉は終盤でした。
「丸尾」バス停前までやってきました。目の前は、霧島温泉市場で土産物屋や食事処が入っています。空港から湯之谷山荘へ直接向かう場合は、この丸尾で降りるのがよさそうです。※韓国岳に登る際は、この丸尾からバスに乗って、大浪池登山口へ移動予定でした。
蒸気の煙もくもくで、温泉街の良い雰囲気。
丸尾のバス停から湯之谷山荘までは、徒歩25分ほど。丸尾滝橋からの景色がとてもよく、天気がよければ桜島が一望できそうです。この橋を超えてからは、灯りが少ない薄暗い道に。公共交通機関で宿に向かう場合は、早い時間の移動をお勧めします。
湯之谷温泉入り口のバス停の山荘の大きな看板が掲げられています。そこを曲がって、緩やかな山道へ。薄暗い道ですが、一本道のため、迷うことはなさそう。
たのしみにしていた湯之谷山荘に到着!
部屋は簡素だけれど、テレビや冷蔵庫など必要なものは揃っています。湯治棟にはきれいに片付けられたキッチンもあります。宿泊した部屋はWifiが繋がらず、ロビーに行かないといけない点だけが、ネット民には辛かった…。
とはいえ、一番のお楽しみは温泉。噂通り、本当に素晴らしかったです…。少し熱めの硫黄泉、ぬる湯の炭酸泉、硫黄泉と炭酸泉の混合湯の三種類のお湯が絶妙なバランスで保たれています。わたしは硫黄泉と炭酸泉を交互に入って温冷浴を楽しみました。永遠に入っていられるほど気持ちいい…。炭酸泉はとても泡付きがよく、じっとしていると温泉成分と泡が体にふんわりつくのがわかります。
宿泊客は貸切露天風呂を30分間使うことができます。チェックイン時に空いている時間を予約するシステム。抜群に良い温泉のおかげで、熟睡できたことは言うまでもありません。
素泊まりプランしか空きがなく、今回は事前に買ったものを持ち込みました。湯之谷温泉付近には飲食店や売店がないので、食事付プランの方が良いと思います。

韓国岳の登山について
活火山のため、噴火警戒レベルを事前に確認しましょう。2023年11月時点は、えびの高原(硫黄山)がレベル2に引き上げられており、韓国岳〜えびの高原のルートは通れませんでした。そのため、大浪池登山口〜韓国岳までのピストンを予定していました。なかなか立派な山だったので、時期をあらためて登ってみたいですね。

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