2月 東北 街と温泉

[湯岐温泉] 温泉好きに人気の山形屋旅館で、のんびり過ごす休日

湯岐(ゆじまた)温泉は「中風の湯」と呼ばれ、神経不安定症、不眠症、ストレスなどに効用のある温泉。周囲には観光地もなく、二軒の旅館があるだけですが、温泉は極上。湯にじっくり浸かって、宿でただのんびり過ごす…疲れをとりたい、ただゆっくりしたい時には、こんな旅もいいと思います。

  • 日:2024/2/10(土) - 2/11(日)
  • 旅程
    • 2/10 大阪空港(伊丹) - 福島空港 - 山形屋旅館
    • 2/11 山形屋旅館 - 湯遊ランドはなわ - 福島空港 - 大阪空港(伊丹)
      • 福島空港との定期便は、大阪・札幌・北九州のみ。そのため、東京方面から来る場合は、マイカーまたは電車となります。

湯岐温泉 山形屋旅館

山や街に行かず、ただ温泉に入ってのんびりしたい…そんな気分のときに訪れた山形屋旅館。評判通りの良い温泉と居心地の良さに、心と体がすっきり!東京本面から車で訪れるリピーターのお客様が多いのにも納得しました。

  • 湯岐温泉 山形屋旅館
    • 2食付き:9,000円〜(税込、一人泊の場合)。土日も一人泊可。
    • 利用したプラン:小鍋付冬のはなわ膳 12,000円
    • 温泉:アルカリ単純温泉。混浴の岩風呂と貸切温泉の2つがあります。24時間入浴可。
      岩風呂は9時〜10時、14時〜15時、21時〜22時が女性専用時間
    • 食事:夕食・朝食ともに部屋食。夕食:18時〜、朝食:8時〜
    • その他
      • チェックイン13時〜、チェックアウト〜10時とゆっくり過ごせる
      • JR磐城塙駅⇆宿の送迎あり。予約時に連絡。
  • アクセス
    • [乗合タクシー] 福島空港 - 山形屋旅館 約1時間 3,300円 福島空港 乗合タクシー
      • 福島県の補助による乗合タクシー。事前予約制。
        空港⇆宿を格安で移動できます。フライトに合わせての利用が原則のため、時間の指定や空港⇆宿以外への移動はできません。
      • 乗合タクシーを使った山×温泉プランをまとめた特集はこちら
    • 東京からの場合
      • [電車] 新宿 - 磐城塙 3時間半 約8,000円 新幹線利用を含む
      • 磐城塙駅からは送迎で宿へ
      • 東京方面からマイカーで訪れている方が多かったです。500mの中にあるため、凍結している箇所があります。冬に訪れる際はご注意ください。

写真

プロペラ機で福島へ。三連休初日のこの日はほぼ満員。天気がよくて、富士山はもちろん、中央アルプスや諏訪湖なども見えました。朝の便は窓側席がいいですね。
福島空港に到着。現在は、札幌・大阪・北九州との定期便しかないため、空港内は混み合っていません。到着ゲートを出ると、乗合タクシーの運転手の方が出迎えに来られていました!乗合タクシーは県の補助で、格安で福島県内を移動することができます。
湯岐(ゆじまた)温泉。福島県の方にもあまり知られていない温泉で、タクシー予約時に「どこですか?」と言われてしまいました(笑)。温泉好きの間では評価が高く、書籍やブログで紹介されています。現在は山形屋旅館と和泉屋旅館しか残っていませんが、どちらも自噴の温泉。鮮度抜群です。
チェックインは13時。宿に早く行って、ゆっくり、のんびり、できるのがいいですね。写真左手の新館に貸切露天が、向かいの駐車場横に岩風呂があります。
泊まったお部屋は新館2階にありました。おばあちゃん家に遊びに行ったような雰囲気。トイレ・洗面・冷蔵庫は共同です。
陽当たり良好なお部屋。こたつに入ってのんびり。テレビ、FreeWifi、浴衣あり。標高500mの山の中にあるため、朝晩はよく冷えます。
おたのしみの岩風呂。24時間入浴可能で混浴です。湯浴み用タオルを貸していただけますが、女性専用時間に入浴しました。女性専用時間は9:00-10:00、14:00-15:00、21:00-22:00。
アルカリ単純温泉。中風の湯として知られ、神経不安定症、不眠症、うつ状態、ストレスなどへの効能があるようです。花崗岩の割れ目から湧き出る自噴温泉。じっくり、ゆっくり浸かります。ぬる湯で気持ちいい…。化粧水のようにとろとろして、浴後のお肌はツルツルに。
24時間入浴可の貸切風呂もあります。空いている時間に内側から鍵をかけて利用します。宿泊者が利用できるように、14時から18時までは予約制に。とってもいいお湯で、岩風呂3回、貸切風呂1回と計4回も入ってしまいました(笑)。
夕食は18時からです。お膳の部屋食。刺身(鰆、鯛の湯引き、栃尾鱒)、手づくりの刺身こんにゃく(トゥルとして美味しい!)、ほうれん草のおひたし、大根と海老、イワナの焼き魚、寄せ鍋(豚肉が美味しい!)、天ぷら、ご飯、味噌汁、漬物、デザート(みかん)でした。
日本酒のラインナップも豊富。お酒好きの方にはたまりませんね。
朝食は8時からで部屋食です。連泊の方には昼食のサービスもあるようです。
いくどもお湯に浸かり、のんびりするよい休日。おかげ様で体がスッキリしました。温泉目当ての宿泊者が多く、リピーターが多いのにも納得しました。

福島県の来て割キャンペーン中だった今回。平日、休日の区別なく税込8,000円以上/人の宿泊で、1泊3,000円の割引。宿の方からお電話をいただいて安く宿泊することができました。こんなきめ細やかな目配りがあるのも、人気になる一因なのでしょうね。

湯遊ランド はなわ

湯岐温泉周辺には何もないため、チェックインからフライトまでの時間は、旅館から徒歩30分の湯遊ランドはなわで過ごしました。宿泊施設や日帰り温泉のほかに、グラウンドゴルフ場や遊具施設、有料貸切個室、宴会場、オートキャンプ場まであります。広々としたきれいな施設。混み合っていないため、ゆっくりできました。読書や書き物などのデスクワークを集中的にするのによかったです。

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山形屋旅館をチェックアウトし、湯遊ランドはなわへ。Google Mapで方角を見ながら歩きます。山形屋の近くにある和泉屋旅館も人気のお宿。こちらも自噴温泉が楽しめます。
湯岐バス停。電車・バスで来る場合はここから坂道を登って、山形屋へ行きます。徒歩5分強。バス停から塙駅前までは約30分ですが、一日に数本と本数は非常に少ないです。
福島の降雪は年々減っているらしく、パラパラと粉雪が舞うくらいとのこと。ちょうど宿泊した週に雪が積もり、ようやく雪遊びができるようになったようでした。とはいえ、朝晩は冷え込みます。この日の朝はマイナス4度。日中は温度が上がって9度くらいです。凍結箇所もありますので、車の方は注意してください。
雷滝。旅館から湯遊ランドまでは凍結している箇所や雪が残っている箇所があり、登山靴で来て正解でした。
小動物の足跡。こういうのを見つけるとテンションが上がります!
湯遊ランドはなわに着きました!塙町振興公社が運営している施設。宿泊施設や日帰り温泉はもちろん、グラウンドゴルフ場や遊具施設、有料貸切個室、宴会場、オートキャンプ場まであります。LINEでお友だち登録して、入浴料550円で利用できました。
こちらは温泉の更衣室。広々として清潔ですね。混み合っておらず、ゆっくり利用できるのが◯
単純アルカリ温泉。若干塩素の匂いがあり、山形屋旅館ほどの泉質の良さはありませんが、浴後の肌はツルツルになりました。(出典:湯遊ランドはなわ公式HP)
休憩処。町民たちの憩いの場にもなっているようで、おしゃべりをするおじいちゃん&おばあちゃん、本を読むご夫婦とみなさん思い思いに過ごされていました。私もここでゆっくり。
こんな遊具施設もあります。貸切個室はお昼前後に満室になっていました。週明けの2/13〜3/1までが休館日だったようで…タイミングよく利用できてよかったです。
食事処も立派ですね。弁当をテイクアウトして、休憩処でいただくこともできます。安いお弁当の方を利用しました。
焼肉弁当650円。日帰り入浴の受付で注文すると、係の方が休憩処まで届けてくださいました。他に、唐揚げ弁当・ハンバーグ弁当・ロース弁当やおにぎり、焼きそばも。
夕方のフライトに合わせて、乗合タクシーが山形屋旅館まで迎えに来てくださり、福島空港へ。三連休中日で飛行機は空いていました。

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