8月 北海道 街と温泉

[釧路〜阿寒湖、阿寒湖温泉] 公共交通機関で行く北海道の旅

釧路〜阿寒湖〜雌阿寒岳と道東を巡ってきました。脱ペーパードライバーに向けて運転練習中のため、今回は公共交通機関で移動です。お盆の宿はどこも高く、コストを抑えるために、キャンプを利用。運転できれば行動範囲も、宿や食事処の選択肢もグッと広がります。車で再訪したいですね!

  • 日:2023/08/17(木) - 2023/08/20(日)
  • 旅程
    • 8/17 大阪(関空) - 釧路空港 - ホテル - 散策
    • 8/18 ホテル - 鮭番屋 - 釧路駅 - 釧路湿原 - 釧路駅 - 阿寒湖 - キャンプ場 - アイヌコタン
    • 8/19 キャンプ場 - 雌阿寒岳登山 - 野中温泉 - キャンプ場 - アイヌコタン
    • 8/20 キャンプ場 - 阿寒湖 - 釧路空港 - 大阪(関空)
  • 釧路〜阿寒湖の食事、温泉、キャンプ場の記録をまとめています。3日目の雌阿寒岳登山の記録はこちら

釧路〜釧路湿原

釧路では「北海道らしい美味しいもを食べる&釧路湿原を見渡す」のが目的。街に活気がないのが残念でしたが、鮭番屋の炉端焼きは最高!!!太古は海だった釧路湿原は、ヨシやスゲ類の植物に覆われ、キタキツネやエゾシカ、タンチョウやサンショウウオなど多様な生物が住んでいます。手つかずの自然が残る日本で数少ない場所でした。

  • アクセス
    • [バス] 釧路空港 - 釧路駅前 約45分 950円 阿寒バス時刻表
    • [電車] 釧路 - 釧路湿原 約30分 440円 釧路湿原のろっこ号時刻表
      • のろっこ号を利用する場合は、指定席代840円がかかります。人気のため、事前予約をお勧めします。

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初日はスーパーホテルに宿泊。道内や中国からのお客が多く、満員でした。釧路駅や飲食店へのアクセスがいいです。
ホテルから10分ほど歩いたところにある幣舞橋(ぬさまいばし)。世界三大夕日が見られる橋です。この日は雲がかかってぼんやりした雰囲気ですが、港町らしい光景が印象的でした。ベストシーズンは3月、9月のよう。
幣舞橋のたもとにあるフィッシャーマンズワーフMooへ。土産屋や市場、飲食店が入っています。目当ては、魚政の「さんまんま」。おこわに焼き秋刀魚がのった棒鮨900円です。
イートインコーナーで、店頭で炙った寿司を食べることができました。香ばしくて美味しい。甘めのたれですが、中にはさんでいる紫蘇でさっぱり。
続いて、つぶ焼き「かど屋」へ。フィッシャーマンズワーフMooから徒歩10分ほどのところにあります。
釧路名物つぶ焼き900円。つぶ貝の香ばしさと甘目のタレがマッチ。肝のほろ苦さもいいですね。地元の方にはラーメン700円が人気のようでした。
翌朝は炉端焼きを食べに「鮭番屋」へ。とてもおすすめのお店です。営業時間7:30-14:00。釧路駅から徒歩30分弱のため、車のない私は歩いて行きました。開店前に着きましたが、3〜4組の客がすでにいました。
炉端焼の食材をこちらで選びます。釧路を代表する味覚の紅鮭、時鮭、秋鮭はお店自慢のよう。尾岱沼・野付産ホタテ、厚岸産牡蠣、ホッケ、いくら丼も人気がありました。
サーモンハラス470円、牡蠣380円に、ライス小150円と味噌汁80円をつけて注文。店員さんが焼いてくれます。(写真は半分ほど食べた後。量はもっとあります。)
とんでもなく、美味しかったです。。。ハラスは脂ののった身とスモーキーでパリパリな皮目がマッチ。牡蠣はぷりぷりの身と海の自然な塩気に唸る旨さ。至高の朝ごはんでした。また行きたい…。
二日目のお楽しみは、鉄道で行く釧路湿原。釧路駅構内にはコンビニやおにぎり屋、パン屋といった店が数店舗入っていますが、周辺にあまり店はありません。駅入り口横のベンチで電車が来るのを待ちました。風が気持ちいい。
コインロッカーは、構内に2箇所。待合室横とトイレ横でわかりやすい場所です。キャンプ道具を詰めたザックを置き、のろっこ鉄道に乗ります。(利用する方はそれなりにいましたので、朝のうちに預けるのが無難かもしれません。)
のろっこ号がやってきました!冬季は蒸気機関車が牽引する「SL冬の湿原号」が運行するようですよ。
車内はこんな感じ。観光列車のため、景色の良いポイントをゆっくり運転。ガイドの方からの説明もあります。往復ともにのろっこ号を利用しましたが、人でいっぱいのため、どちらかはローカル線でよかったかもしれません。
今回は釧路湿原で降り、展望台でゆっくりすることにしました。ほとんどの方が終点の塘路まで乗るよう。ここで降りたのは十数組ほどでした。
駅から徒歩15分ほど先にある細岡展望台。広い広い湿原を見渡すことができます。周りには何もありませんが、展望台に行く途中にビジターズラウンジがあり、休憩することができます。
天気に恵まれ、雌阿寒岳、雄阿寒岳がよく見えました。ただ、「ちょうど湿原が見え始めた!」というタイミングで電車を降りることになるので、塘路まで行く方が面白かったかもしれません。

釧路の店は閉まるのが早い
日が落ちると、東京や大阪の22時くらいの雰囲気になります。お目当ての店がある場合は、事前に営業時間を確認する方が良さそうです。

のろっこ号で観光した後は、釧路駅近くのラーメン魚一(うおっち)の魚醤牡蠣ラーメンがお目当てでした。13時頃に行くと完売。ちょうどお店が終わったところでした。人気ですね…。残念でなりません。

阿寒湖

旅の後半は阿寒湖エリアへ。火山活動によってできた地形で、阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖と3つの湖が近接します。今回は、阿寒湖温泉、アイヌコタン(アイヌの集落)、雌阿寒岳登山を楽しんできました。自然が濃く、野生の鹿を何度も見かけましたよ。

  • アクセス
    • [バス] 釧路駅 - 阿寒湖バスセンター 2時間 2,750円 阿寒バス時刻表(阿寒線)
      • 釧路駅横にあるバス停15番乗り場から阿寒湖行きバスが出ていました。
    • [バス] 阿寒湖バスセンター - 釧路空港 1時間10分 2,190円
  • 阿寒湖畔キャンプ場 大人1,000円
    • 6月頃に熊が出て、一時期閉鎖されていたよう。予約は不要ですが、事前に電話で状況を確認した方がよいですね。
    • 受付は10:00-17:00。それ以降になる場合は、管理棟前にある箱に名前を書いた申込書とお金を入れて利用することができます。

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バスで釧路から阿寒湖へ。このバスセンターの反対側にある阿寒湖周りにホテルが集中しています。
バスセンターから徒歩15分先にある阿寒湖湖畔キャンプ場。向かい側のアイヌコタンで温泉や飲食が利用できるため、チョイスしました。ライダー、登山客、キャンパーと利用する方はいろいろ。きちんと管理されて快適でしたが、やや虫が多い。虫除けがあるとベターですね。
朝の阿寒湖。正面に写っているのが雄阿寒岳です。遊覧船で周遊したかったのですが、予定していた最終日があいにくの雨。断念しました。
日暮の阿寒湖。うつくしいですね。
アイヌコタンには、土産物屋や飲食店、宿が集まっています。村落を見守るように、大きな木彫りのフクロウが街の中心に飾られていました。
木彫りの土産物屋が多く、飲食店は少ないうえにお休みしている場合もあるので要注意。ヒメマスやワカサギが食べられる「奈辺久」が目当てでしたが、あいにく休業中。タイミングが合いませんでした。
自然をモチーフにした、アイヌらしい素朴な飾りつけのお店が立ち並んでいます。
アレンジしたアイヌ料理が楽しめる「ポロンノ」へ。ポッチェピザ850円。発酵したジャガイで作ったポッチェにチーズ、山菜、サラミをのせたピザ。パリッとした生地でペロリといただきました。
めふスパ900円。鮭の背わたを塩で漬け込んだめふんを使ったパスタ。アンチョビに似た風味で、にんにくや山菜、ねぎがよいアクセントになっていました。
阿寒湖温泉も楽しみの一つ。ホテルの日帰り入浴の営業時間は昼〜夕方ごろ。朝や夕食後の時間にも空いている東邦館(営業時間7:00-22:00、500円)を利用しました。
設備は古いですが、源泉かけ流し(泉質:単純温泉)の良いお湯でした。お肌はしっとり、ツルツルに。出典:釧路・阿寒湖観光公式サイト掲載の写真

夏に発生する海霧の影響で、釧路海岸部は北海道一涼しいエリアのようです。本州に比べるとだいぶ涼しいものの、猛暑の影響はきており、日中はなかなかの暑さでした。長袖や防寒着を着ることはなかったです。

『霧の街』釧路。行きも帰りも、濃霧で飛行機が着陸/離陸できないかもとハラハラされました。天候が悪い場合もプランも考えておいた方が良さそうです。

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