
兵庫県加西市にある善坊山と笠松山の山域が加西アルプス。登山道の大部分が岩に覆われていて岩稜歩きが楽します。今回歩いたコースはアップダウンが少なく、岩登りも難しくありません。コース後半は磨崖仏や石仏など、古法華寺の歴史ある雰囲気もあって、なかなかよい登山となりました!
- 日:2024/04/27 (土)
- コース:播磨下里駅 - 善坊山本丸登山口 - 善坊山 - 笠松山 - 古法華池登山口 - 大手門登山口 - 播磨下里駅
- 標準コースタイム:約3時間半強
- 難易度:低
- 道は整備されていて、分岐点には標識や案内板もあります。
- 鎖場はありますが、どれも難しくありません。初めての岩登りにちょうど良いくらいのレベル。
- コース多彩なため、あらかじめ登るルートは決めておいた方がいいかもしれません。
- 温泉:白雲谷温泉ゆぴか 営業時間10:00-22:00、大人900円(休日) 800円(平日)
- アクセス
- 往路
- [電車] 大阪 - 播磨下里 2時間強 2,000円
- 復路
- [電車] 播磨下里 - 市場 約25分 500円 ※白雲谷温泉ゆぴかに行くため、途中下車
- [電車] 市場 - 大阪 約1時間15分 1,520円
- 往路
- 駐車場
- 古法華寺駐車場(約15台)が無料で利用可能。
この日は登山客も少なく、駐車場は混雑していませんでした。
- 古法華寺駐車場(約15台)が無料で利用可能。
写真

大阪から播磨下里までなかなかの道のり。加古川駅で加古川線に、粟生駅で北条鉄道に乗り換えるのですが、本数が少ないので要注意!北条鉄道はレトロなワンマン列車。ICカードは使えず、降りる時に車掌さんに現金を手渡すスタイルでした。播磨下里は雰囲気のある無人駅で、待合室やトイレの清掃も行き届いていましたよ。

北条鉄道の列車。駅周辺はのどかな雰囲気で、スーパーやコンビニは付近にありません。

登山前に駅横にある「ぬくもり亭」に立ち寄って、極上たまごかけご飯(かつおご飯、卵、鶏と蒟蒻の甘辛煮、漬物、味噌汁)をいただきました。しっかり食べてエネルギーチャージ!3年連続グランプリに輝いた極上の玉子が2個も入っています。黄身が濃くて、鶏とこんにゃくの甘辛煮とよく合う!

左手奥に写っているのが「ぬくもり亭」(営業時間10:00-14:00)。播磨下里駅周辺にはお店がないため、下山後の電車の待ち時間にビールやコーヒーを飲んで休憩するのもいいですね。

駅前の畑から山側をみると、今日登る笠松岳の岩肌が見えました。笠松山の北東山麓は古くからの石切場で、山体が大きく削り取られているようです。

国道43号線を南方向にまっすぐ進み、野田池を越えると「本丸登山口」の案内があります。

駅から登山口までは約10分ほど。

登山口の入り口の雰囲気はこんな感じです。GW初めということで、登山客で混んでいるかなと思いきや、意外にも少なかったです。天気がイマイチだったからなのかしら…。

鹿柵が張りめぐされており、柵の突き当たりでゲートを開けて登山道へ進みました。

手つくりの看板がいい感じ。知らない山に来て、こういう手作りのものをみると、人の温かみを感じて安心しますね。

ほどなくして登山道に岩が出始めて来ました。本格的な岩登り前に登場するのはいいですね。足慣らしになります。

振り返ると加西市の景色が見渡せます。善坊山251m、笠松山244mと標高が低いので遠くを見渡す感じではないですが、展望は◎。気持ちいい登山道です。

善坊山頂上が見えて来ました!写真のオレンジ枠が初回の鎖場。見ての通り、それほど傾斜はキツくないです。

しっかりした足場。ロープを使う必要はありませんでしたが、初めて岩登りをする人には安心してしチャレンジしやすいですね。

善坊山頂上に到着。ここまでにロープがかかった岩場が数箇所ありました。どこも簡単です。頂上にはちょっとしたスペースがあり、休憩もできます。

室町時代には善坊山城という山城もあったそう。

次に笠松山を目指します。

ツツジやサンザシの花?が道々咲いていました。春だなあ。

今回のルートは全体的にアップダウンが少なくて歩きやすい。

写真中央の道のように見える箇所が(善坊山と笠松山をつなぐ)吊橋を超えた直後の鎖場、写真奥の傘のような形をした山が笠松山。

吊橋を越えると鎖場ですが、こちらもそれほど傾斜はなく鎖なしで十分に歩けます。

鎖場を登りきると磨崖仏が見えました。ここから古法華寺まで下って笠松山に登り返すルートと尾根伝いに歩くコースがあります。

今回は尾根沿いに進みました。

こちらの案内、「このまま真っ直ぐ進むと危ないよ。笠松山の展望台にはここで右に進んでね」という意味のよう。前方が道っぽい感じなのでそのまま歩くと登山道から外れます。

登山道はこんな明瞭な踏み跡なので、「おや?」と思ったら引き返しましょう。

笠松山頂上手前でも鎖場はありますが、こちらも難しくない。靴のフリクションもよく効きます。

頂上に到着!スペースはあまりなく、展望台が設置されています。晴れた日には明石海峡大橋や淡路島まで見えるようですよ。

笠松山頂上からは大柳ダム方面に下っていきます。

東屋のあるピークに到着。東屋を挟んで東西のルートがあります。今回は東側(笠松山から下山した場合、東屋手前にある道)のルートを進みました。

あとは山を下るだけ。道もしっかりしてラクチン。

下まで降りてきました!ここからは平地歩きです。そのまま古法華(ふるぼっけ)石仏方面に進んでもいいのですが、キャンプ場方面も気になって少し散歩してみることに。

なかなか良い雰囲気の道。

山登りはせずに、写真を撮る方、犬の散歩をする方も来られていました。

古法華池。なかなか立派な池です。ここで写真を撮って、古法華寺方面に引き返しました。

しばらく歩くと、小さいながらも雰囲気のある石仏の池に。カエルがぽちゃぽちゃ跳んでいました。

そして、池と反対側が石彫の森。石彫アトリエ館で作成された石仏がずらりと並んでいます。この地でとれる長石(おさいし)は軟らかくて加工しやすく、古くから石仏文化が育まれたそう。

石彫の森を後にして、播磨下里駅に戻ります。

加西アルプス、なかなか良かったです。岩登りあり、石仏あり、展望ありで楽しめますし、距離も短いので登山初心者の方もチャレンジしやすそう。紅葉の時期など、季節を変えて再訪したいなと思いました。

下山後の温泉は白雲谷温泉ゆぴかへ。「市場」駅で下車し、歩いて15分ほどのところにあります。※この写真とは反対の西口方面から進みます。

Googleマップを片手に民家の路地をてくてくと。

徒歩だとこのようなショートカットの道も使えるので、意外に近い。加古川線の電車の本数が少ないので、電車の待ち時間ができてしまうのが難点。

大きくて綺麗な日帰り温泉施設。休憩室や食事処もあるので、下山後にサッパリして寛ぐのにもいいですね。

泉質はカルシウム・ナトリウムー塩化物泉。
周辺スポット
播磨下里と法華口駅の真ん中辺りにある「ふく蔵」は気になるお店。酒蔵を改装した富久錦のアンテナショップ。2階にはレストランもあり、旬の野菜を使ったお料理がいただけるよう。どちらの駅からも歩いて30分近くかかるので、マイカーの方が利用しやすいかもしれません。
公共交通機関で行く場合
JR加古川線や北条鉄道は電車の本数が少ないです。事前に時刻を確認のうえ、予定を立てることをお勧めします。