8月 山と温泉 甲信越

[涸沢、上高地温泉] 台風接近!涸沢までピストン&徳澤園でキャンプ

お盆に涸沢-奥穂の2泊3日の登山を予定していましたが、大型の台風が接近!徳澤園でテントを張り、軽身で涸沢までピストン。翌日は、朝一で温泉につかり、上高地を散策するプランに変更しました。登山客も少なく、ゆっくり楽しむことができました。

  • 日:2023/08/12(土) - 2023/08/14(月)
  • 旅程:
    • 8/12 大阪 - 平湯 夜行バスで移動
    • 8/13 平湯 - 上高地 - 涸沢まで登山 - 徳澤園キャンプ
    • 8/14 徳澤園キャンプ - 上高地温泉 - 散策 - 大阪
  • 涸沢
    • 上高地から5時間ほどの距離があるが、平坦な道が大半で登りやすい。
    • 前穂〜奥穂〜北穂の穂高の山々に囲まれたカール。絶景が楽しめる。
    • 奥穂、北穂を登るルートの中でも、比較的やさしいルートの拠点
  • 徳澤園
    • 井上靖『氷壁』の舞台になった宿。とても雰囲気がよく、Cafeメニューも充実している。
    • もともと牧場だった敷地がキャンプ場になっている。やわらかい青々とした芝生の上で眠るのは気持ちいい。
    • 上高地から近く、樹林帯の中にある。天候が崩れそうな場合に待避しやすい。

涸沢

早朝の靄がかかった梓川、鳥のさえずりが響く林道、屏風岩や穂高の急峻な峰々と飽きのこない道のり。人気が高いのもよく分かります。台風接近中だったこの日は、比較的人も少なく、静かな山登りを楽しむことができました。

  • コース:上高地バスターミナル - 明神館 - 徳澤園 - 横尾 - 本谷橋 - 涸沢ヒュッテ - 本谷橋 - 横尾 - 徳澤園
  • 標準コースタイム:9時間半
    • 徳澤園からは軽身で行動するので、スロウな私でも8時間程度でした。
  • 難易度:低
  • アクセス(往路)
    • [バス] 大阪駅前(東梅田駅) - 平湯温泉 約7時間半 9,500円 近鉄バス 高速バス案内
      • 東梅田のバス乗り場は谷町線東梅田7番出口を上がった先にあります。
    • [バス] 平湯温泉 - 上高地 約25分 1,180円 濃飛バス時刻表
    • 東京から行く場合も、上高地または平湯までの夜行バスがいいですね。

写真

住んでいる近畿方面に台風が進んでいるため、登山を中止しようかぎりぎりまで迷った今回の山行。大阪発の高速バスはガラガラですが、ピーカンな上高地はそこそこ賑わっていました。
6:00頃の上高地。朝の山がいちばん好きです。
明神館前。朝の明神岳がきれいに見えます。
鳥のさえずりと朝の光、澄んだ空気。それだけで幻想的な世界…
梓川の水も清らか。澄み切っています。
つい足を止めて、景色を眺めてしまいますね。
徳沢に到着。桂や楡の木々が点在する中に草原があり、そこがキャンプ地になっています。
8時前に到着した時点でもテントがたくさん。前日の賑わいを感じます。樹林帯のなかにあるここなら、多少天候が荒れても大丈夫そう。
前穂東陵もくっきり。受付を済ませ、テントを張って、軽身で涸沢に向かいます。(テント1張:1,500円)
井上靖の小説「氷壁」の舞台にもなった徳澤園。7:00から営業しているみちくさ食堂も評判で、人気のソフトクリームを頬張る人、トーストを食べる人となかなか賑わっていました。
徳沢から横尾までは、涸沢や槍方面から下山する人と多くすれ違います。始終「おはようございます」と言っていた気がするほど。北アルプスのこの混雑が少し苦手です。なるべく人の少ないタイミングやルートを狙いたいですね。
横尾。台風が接近している中でもこの混雑。槍ヶ岳方面と涸沢方面の分岐点になります。
涸沢方面は、この横尾橋を渡ります。日陰も少なくなり、暑い時間がしばらく続きます。
平坦で単調な道が続きますが、立派な屏風岩にテンションが上がる!アルパインクライミングのルートがいくつかありようですね。
本谷橋。ここから徐々に高度をあげていきます。
この本谷橋下で休憩している人がたくさんいました。
このような石畳の階段が続きます。
歩みを進めるにつれて、雄大な尾根が見えてきます。こんな景色を見れるルートはなかなかないですね。
登りが辛い時間帯ですが、眼前には穂高の峰々。涸沢ヒュッテもあと少し。
到着!展望テラスで休憩します。
この展望テラスでは、おでんやラーメン、カレーを買って食べることもできます。
これが見たかった!写真中央が北穂と涸沢小屋。左手に奥穂、背中側に前穂と連なっています。涸沢小屋から北穂まではググッと急勾配。登るときはしっかり体力をつけておこうと思いました。
午後は天気が崩れやすいので、あまり長居はせず、徳澤園まで来た道を引き返しました。
下山は無の状態。。冷たいビールを目指して、もくもくと歩きました。もくもく。

徳澤園

当初は涸沢でのテン泊を考えていましたが、天候が崩れた場合に備えて徳澤園に変えました。とても雰囲気のよいお宿とCafe。そして、もともと牧場だったキャンプ場の芝生は青々として気持ちいい。山登りをせず、キャンプメインの方もいるようでした。人気のソフトクリームを食べそこねたのが心残りです。

写真

徳澤園に戻ってきました!なにはともあれ、ビールです。買いに行ってびっくり。ヒューガルデンやギネスからアサヒ、サントリー、ノンアルコールまでラインナップが豊富。グラスワインの提供までありました。
人気だったのは、手作りプリンやソフトクリーム。メニュー板もとても素敵ですね!
テントの受付は正面玄関左手でできます。
夕方ごろのテン場。登山客が少ない日でもそれなりに利用する人はいました。
水場や食事用のテーブルもあり、快適です。
予報通り、ご飯を食べる夕方頃に雨が降ってきました。ズッキーニとオイルサーディンのソテーとみちくさ食堂で買った燻製チーズ。つまみな晩ごはんをテント内でパクパク。やわらかい芝生の上は気持ちよく、ぐっすり眠れました。

上高地

温泉に朝一で入って、お土産をみたり、本をゆっくり読むのもよいかと朝一で上高地に戻ってきました。結果的には、観光客が多すぎて、あまり落ち着きません。周辺にはよい温泉施設があるので、時間があるときには湯巡りするのもよさそうですね。

  • コース:徳澤園 - 明神館 - 上高地バスターミナル - 上高地温泉ホテル
  • 標準コースタイム:約2時間半
  • アクセス(復路)
翌朝は5:00過ぎに徳澤園を出発し、温泉を目指します。途中、バスターミナルにある荷物預り所でザックを下ろしました。温泉施設や土産物屋には、軽身でゆっくりしたいですよね。55ℓのザックは500円でした。(営業時間6:00-17:00)
泉質の異なる2つの源泉かけ流しを楽しめる上高地温泉ホテル。(単純温泉、利用時間7:00-9:30、12:30-15:30、1,000円)
内風呂、露天、樽風呂の3種類あります。内風呂、露天は無色透明でにおいもない温泉。樽風呂は少し白濁しており、鉄っぽいにおいがします。この樽風呂が他の2つと泉質が異なるようでした。出典:上高地温泉ホテルHP
上高地の散策&土産屋巡りをしたあとは、バスターミナル2階にある上高地食堂で休憩。早朝 から営業しているので、登山前に朝食をとることもできます。
信州サーモン丼1,800円をいただきました。他にも、イワナを使った上高地定食1,920円、山賊焼定食1,800円、朝定食セット1,200円(10:00まで)などいろいろです。
窓側に配置されたカウンター席。梓川周辺のカフェは観光客で賑わっていて、一人での利用はしにくいですが、ここではホッとできました。
もう一箇所寛げたのが、インフォメーションセンター。FreeWifiもあり、バスを待つのによいスポットでした。

上高地下山後の温泉

日帰り入浴の時間と料金、アクセス方法をまとめました。いずれも源泉かけ流しで宿泊もできます。

  • 上高地温泉ホテル
    • 利用時間7:00-9:30 12:30-15:30 1,000円 上高地バスターミナルから徒歩20分
  • 上高地温泉ルミエスタホテル
    • 利用時間11:00-13:00 2,200円 上高地バスターミナルから徒歩20分
  • ひらゆの森
    • 利用時間10:00-21:00 700円 平湯バスターミナルから徒歩5分
  • 坂巻温泉旅館 日本秘湯を守る会会員の宿
    • 利用時間11:00-16:00 600円 上高地〜新島々行き路線バス 坂巻温泉バス停から徒歩1分
  • 中の湯温泉旅館 日本秘湯を守る会会員の宿
    • 利用時間12:00-17:00 800円 車で直接向かう

温泉ではありませんが、外来入浴を受け付けているところとして、上高地アルペンホテル、小梨の湯(小梨平キャンプ場)、徳澤ロッジなどもあります。

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