関西近郊の温泉vol.2 - 地元から愛されている銭湯

無性に温泉に入りたくなる季節になりましたね。
阪神エリアは源泉かけ流しの日帰り温泉が意外に多く、お気に入りの温泉を紹介します。
わたし自身が重視しているのは、泉質、お湯の個性、清潔さ。今回は地元の人に愛された温泉5つを選びました！

湯の華廊　源泉かけ流しの温泉が楽しめるスーパー銭湯　(兵庫・尼崎)

塚口にあるスーパー銭湯。大浴槽をはじめ、ジェットバスやエステバスのほかに、本格的な源泉かけ流しの温泉が楽しめます。ナトリウム-塩化物泉の湯は、茶褐色で有馬温泉の金泉を思い出します。あたたまりの湯で、浴後はからだがポカポカに。

ショッピングモールの並びにあり、アクセスもよい立地。清潔な館内は、いつも色々な客層で賑わっています。

恵美寿湯　タオルも茶色になるほど鉄分豊富な湯　(兵庫・明石)

静かな住宅街にある「明石の有馬温泉」と呼ばれるほど泉質濃厚な温泉。銭湯価格で本格的な温泉に入れるので地元のおじいちゃん、おばあちゃんでにぎわっています。

鉄分豊富な茶褐色の湯は、タオルにも鉄分が付着して茶色くなるほど。
源泉かけ流しの冷たい浴槽と適温に加熱した温かい浴槽があり、交互浴が堪能できます。

明石駅から電車で5分ほどのる海林崎松江海岸駅は、京阪神にはめずらしい砂浜のある海岸。時には産卵のためウミガメが上陸するそうですよ。夏の海水浴や明石近辺に立ち寄ってみるのもいいですね。

湊山温泉　特徴　(兵庫・神戸)

兵庫区にある創業130年以上の歴史を持つ天然温泉。福原京に滞在していた頃に平清盛が湯治したと謂われ、「清盛ゆかりの湯」とも言われています。

ほんのり茶褐色で硫化水素臭がする温泉は、泉温が約27度と低い。そのまま冷泉を楽しめる浴槽から中温～高温と5種類の温度で源泉が楽しめます。
昨今は10月半ばまで暑い日が続くので、冷泉でさっぱり入るのもいいですね。

駅からはやや離れており、車か市バスでのアクセス。私は再度山の下山後に立ち寄りました。

おとめ塚温泉　炭酸ガスでお肌つるつる、美人の湯　(兵庫・神戸)

炭酸水素塩泉のおとめ塚お温泉。黄色がかったお湯は泡付きがよく、お湯の中で肌に触れるとつるつるスベスベになるのを感じます。肌が乾く冬になると無性に行きたくなる温泉。

内湯と露天に源泉掛け流し湯がありますが、個人的には露天の方が好み。冬には冷たい風のなかで温かい湯に入り、冷たい水風呂で交互湯するのが最高に気持ちいい。

同じ六甲エリアに炭酸水素塩泉の灘温泉がありますが、お湯の印象は異なります。泉温が35度の灘温泉はさっぱりするのに対して、泉温40度のおとめ塚温泉はちょうどよい湯加減で体も温まります。

営業時間が長く、駅近なので利便性もいい。お気に入りの温泉の一つです。

築地戎湯　特徴　(兵庫・尼崎)

尼崎駅から海側へ15分ほど歩いたところにある戎湯。下町の住宅街の中にある温泉。

金気臭のような独特の香りのする黄褐色のお湯は非加熱、非加水で贅沢に掛け流しされています。露天風呂・内湯もすべて源泉かけ流しで、心地よく入浴しました。

キンキンに冷えた水風呂があり、源泉の温泉と水風呂の交互浴が個人的にお気に入りです。