2月 山と温泉 近畿

[観音山、湯の華廊] 寺院と岩登り、おしゃれなお屋敷街をたのしむ

古寺やちょっとした岩登りを楽しみ、おしゃれな街で美味しいものを食べる…そんな一日を狙った今回のコース。結果、下山路以外は◎。雰囲気のよい神呪寺、展望のよい観音山、源泉かけ流しの湯の華廊がよかったです。一方、岩陵帯を期待したごろごろ岩には何もなく、その先の苦楽園尾根もやや退屈。展望のよいガベノ城〜北山公園〜甲陽園駅から下山した方がよかったかもしれません。

  • 日:2024/02/04(日)
  • コース:甲陽園駅 - 神呪寺 - 甲山 - 北山貯水池 - 鷲林寺 - 観音山 - ごろごろ岳 - (苦楽園尾根) - 夙川駅
    • 全体的に標識がなく、ややわかりにくいです。GPS付きの山地図がある方がよさそう。
    • 北山貯水池内管理通路は、土砂崩れの影響で通行止めでした。
    • 鷲林寺周辺は人が少なく寂しい雰囲気。暗い時間に歩くのは避けた方がよさそう。
    • 苦楽園口駅の方が近いです。街を散策するため、夙川駅まで歩きました。
  • 標準コースタイム:約5時間
  • 難易度:低
  • 温泉:つかしん天然温泉湯の華廊 営業時間10:00-24:00 大人980円(土日祝)、950円(平日)
  • アクセス
    • 往路
      • [電車] 大阪梅田 - 甲陽園 約30分 290円
    • 復路 ※湯の華廊へ行くため、塚口で下車
      • [電車] 夙川 - 塚口 約15分 200円
      • [電車] 塚口 - 大阪梅田 13分 240円

写真

阪急甲陽園駅は閑静な高級住宅街。駅前にはコンビニ、スーパーもあります。
フランスパンが美味しいビゴの店(本店は芦屋)や、神戸っ子、西宮っ子なら誰もが知っているケーキ屋のツマガリ本店も!!下山が甲陽園なら、ぜひ立ち寄りたいですね。
駅から神呪寺(かんのうじ)までは徒歩30分ほど。案内板はないので、Google Mapを見ながら進みました。
立派なお屋敷が立ち並んでいますが、階段・坂道が多い…。生活するのに不便じゃないかしら、と庶民は思ってしまう。
「甲陽園」の地名は、これから行く甲山にちなんだものだそう。「甲山の南側、陽の当たるところ」という意味のようですよ。
トレランをしている人やボーイスカウトの子ども達と会ったものの、登山客は少ない印象。
神呪寺に到着。真言宗御室派の別格本山で、立派なお寺。「神呪」とは、マントラや真言とほぼ同義で、「仏の真の言葉」という意味があるそうです。寺の後ろに見えるお椀を伏せた形の山が甲山。
境内の展望所からの眺めが抜群でした!阪神間が一望できます。穴場の夜景スポットにもなっているそう。
東側にある接待所の先に、甲山への登山口があります。
登山口入り口。頂上までは15分ほどです。
道は舗装されており、甲山までならスニーカーでもいけます。ウォーキングしている方もちらほら。
頂上に到着。芝生の中心に平和塔があるだけで、展望はありません。
西側の北山貯水池方面に進みます。東側から下山して、甲山森林公園を軽くハイキングするのもいいですね。下山口のクマ笹がボウボウしていますが、その先はしっかりした階段が続いていました。
甲山を下りました。ここから鷲林寺に向かいますが、景色のよい北山貯水池を南側から半周するコースをチョイス。これが失敗…。23年5月の大雨で土砂崩れが起きて、貯水池から鷲林寺までは通行止めでした。
北山貯水池。昭和43年にできた人造湖で、市民の水がめの一つ。周辺には多くの桜が植えられ、ハイキングコースになっています。この日もウォーキングをしている人、登山客でそれなりに賑わっていました。
貯水池南東側から始まるこの道が鷲林寺に繋がっているはずなのですが、通行止め。土砂崩れ現場は復旧が困難な場所で見通しがまだ立っていない様です。しぶしぶ引き返すことにしました…。
甲山の登山口付近まで戻ってきました。車道を北上し、甲山墓園を通って鷲林寺へ。
鷲林寺交差点までやってきました。車の往来は活発ですが、歩いている人はほぼおらず…。
ここから鷲林寺へ。なんの案内もなく、人気もないので、躊躇しました…。
薄暗い道。夕方以降は、女性一人で歩かない方が良さそう…。前方に赤いジャケットを着たおばちゃんがいてホッとしました。
鷲林寺(じゅうりんじ)は、833年に空海により開基された寺。
紅葉がきれいだそう。ひっそりとした静かなお寺でした。
寺の横にある道を上がった先に、観音山の登山口があります。
ここが、パノラマコースの入り口。案内板はありません。
トレースはしっかりしているものの、裏山の道といった雰囲気。所々に赤テープはありました。
やや急登で、両手を使う箇所もあります。なだらかなせせらぎコースもあるようですよ。
登ること30分ほどで頂上に到着!
阪神の街並みと海が広がっています!今日登ってきた甲山と北山貯水池も目の前に見えますね。
そして、ゴロゴロ岳方面に進みます。
いよいよ、ゴロゴロ登場か!?とテンションが上がった瞬間でしたが…
何もなく単調な道が続く…。人は少ないので、静かな山道を楽しむことはできました。
ガベノ城とゴロゴロ岳の分岐点には標識があります。ガベノ城方面は展望がよく、甲山を見下ろしながら下山できるそうです。
光の加減で葉がきらきら輝く瞬間。いいですよね。
そして…ゴロゴロ岳に到着。石碑があるだけ。何もなし!!どうやら、「ごろごろ」とは標高が565.6mなことからつけられたそう。なんと…。(※諸説あり) 岩登りを楽しめるかなという期待は外れてしまいました。がっかり。
六麓荘につながる苦楽園尾根と芦屋の水車谷につながる尾根の分岐点。苦楽園尾根は左手の道です。
苦楽園尾根の下山は50分ほど。単調な道なので、登りに利用するとしんどく感じてしまいそう。下山口周辺は西宮北高、苦楽園中・小、甲陽学院と学校がたくさん。閑静な住宅街を横目に、苦楽園口〜夙川と歩きました。
この辺りはおしゃれな店が多く、有名なパン屋やケーキ屋がたくさんあります。この日はなぜかクレープを食べたい気分で、夙川駅前のクレープリー・ルポでガレットをいただきました。
本日もう一つのお楽しみ。日帰り入浴施設の湯の華廊(ゆのかろう)へ。源泉かけ流しの温泉もあります。阪急塚口駅から徒歩約20分。人気で混み合っていました。
泉質はナトリウム-塩化物泉。鉄っぽさとしょっぱさを感じるお湯で、体が温まりました。ジェットバスや高炭酸泉など温泉の他にも様々な入浴が楽しめます。なかなかよい施設でした。(出典:湯の華廊公式HP)

苦楽園口、夙川近辺の飲食店
気になるお店がたくさんあるこのエリア。
食事:浅井(お好み焼き)、O’KINY(韓国料理)、BLU CHIARO(イタリアン) など
パン:ヨシカワ、リョウイチヤマウチ、ameen’s oven など
ケーキ:ツマガリ、エルベラン、ミッシェルバッハ など

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