
伊東アルプス+温泉巡り+新鮮な魚を求めて、伊東へ。天気がいま一つだったため、くつろぎの旅になりましたが、そんな旅もぴったりな土地。適度に観光化されているものの、混雑はなく、のんびりとした土地。源泉かけ流しの温泉施設が街中に多数あり、海鮮料理屋が点在。東京からだと1時間半もあれば来れるため、ちょっと気分転換をしたい時に訪れるのもいいかもしれません。
- 日:2025/5/11(日) - 5/12(月)
- 旅程
- 5/11(日):大阪 - 伊東 - 鰻のまとい - 東海館 - すしの寿々丸 - 大東館
- 5/12(月):大東館 - 梅屋旅館日帰り入浴 - 魚楽亭 - 鯵屋(ひもの) - 伊東 - 大阪
- アクセス ※往復同じ
- [電車] 大阪 - 伊東 約3時間半 約12,000円 新幹線利用あり
目次
伊東観光:おいしいもの巡り
定置網漁や一本釣りなど漁業が盛んな伊東。年間を通して色々なお魚が水揚げされており、しらす、金目鯛、アジ、サザエ、伊勢海老など海の幸がたくさん。海鮮好きにはたまりません。街には素朴な干物屋やすし屋、海鮮料理屋が点在。おいしいもの巡りも今回の旅のお目当て。駅から徒歩圏内で、リーズナブルに新鮮な魚を食べられるのがよかったですね。
- 伊豆・伊東観光ガイド:参考になったHP
- 訪れた料理屋
- うなぎのまとい:東海館前の人気の鰻屋。リーズナブルに鰻が楽しめる。
- すしの寿々丸:新鮮な地魚の寿司が楽しめる
- 魚楽亭:舟盛の刺身定食が贅沢
- 鯵屋:干物専門店
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大阪から熱海まで新幹線で移動。そして、熱海から伊東へ。アロハな列車が出迎えてくれました。といっても、こちらは普通の電車。伊豆急には「乗って楽しい」を目指して設計された伊豆急リゾート21があります。

「金目鯛」をイメージしたキンメ電車、下田に来航した黒船に見立てた黒船電車があり、海を楽しめるように海側に座席が配置されています。全車自由席で普通電車。乗ってみたかったのですが、今回は時間が合いませんでした。

日曜日のお昼ごろ。伊東でどっと観光客が電車を降りましたが、5分もすれば静かな街並みに。熱海のような賑やかさや混雑はありません。

駅はコンパクトながら、土産店あり、観光案内所あり、コインロッカーありと、必要なものは揃っています。

FreeWifiのこんな待合スペースもあり、電車やバスが来るまでの待ち時間の利用に便利。

ランチを食べに、東海館前の「うなぎのまとい」に行きました。

13時前ごろの到着で、二組待ち。常連の方の話によると、いつもはもっと混んでいるようです。程なくしてカウンター席に通していただきました。ゆったりとした席で接客も丁寧。うな重並、肝吸、肝焼を注文。

浜名湖産の鰻でふんわりとした身とパリッと香ばしい皮がおいしい。これで、鰻重並2,200円はお値打ちです。

夜ごはんに訪れたのは、すしの寿々丸。カウンターのみのお寿司屋です。普段はひとりで寿司屋に入らないのですが、旅に出ると大胆になれますね。

地物6種(あら汁付)2,200円、南高梅の茶碗蒸しを注文。あじ、春子鯛、かんぱち、メジマグロ、鯛。どれも鮮度がよくておいしい。茶碗蒸しは梅としらすが入っていて、いいお味。

伊東らしい魚をもう少し食べたかったので、金目鯛とカワハギを追加。カワハギは肝和え、金目鯛は軽く漬けでいただきました。新島の金目鯛はしっとりとした舌ざわりで、噛むほどに旨味が広がりましたよ。

そして、翌日のランチに訪れたのはオレンジビーチの近くにある魚楽亭。

お目当てはお刺身定食2,200円。こんな豪華な舟盛りで、お刺身をお腹いっぱいに食べられるなんて…。海鮮好きにはたまりません。

街にはひもの屋がたくさん。目をつけていた鯵屋へ。とろあじと鯖のみりん干しを購入しました。ちょうどよい味付けとふっくらとした身で、大好評のお土産に!GoogleMapを見ても、高評価の干物屋が多くあるので、次回は至高の干物を求めて、いろいろ試してみたい。

海鮮を満喫することができました!商店街はこんな感じでとても静か。シャッターが閉まっているお店が多いので、点在している中からよいお店がないかを探す感じです。観光化され過ぎていないのが、ひとり旅には心地よかったです。
伊東観光:湯めぐり
伊東の温泉の湧出量は、別府温泉・湯布院につぐ日本第3位。温泉街のいたるところに源泉があり、源泉かけ流しの温泉が楽しめる施設や宿が充実しています。単純温泉で、刺激が少なく肌に優しいお湯なので、幅広い層に親しまれています。今回は、伊東に来たら外せない東海館と温泉析出物のツララが見られる梅屋旅館に立ち寄ってきました。
- 今回立ち寄った温泉
- 東海館:利用時間11:00-19:00 (土日祝日のみ) 大人500円
- 梅屋旅館:利用時間10:00-16:00 大人600円
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伊東の湯めぐりといえば…ひとまず東海館へ。かつては、川端康成や北原白秋が訪れ、多くの文化人に愛された名旅館です。現在では、伊東の温泉文化を伝える歴史的建造物の観光施設として開放されています。

床から壁まで総タイル張りの大浴場。唐獅子の湯口が立派。『テルマエ・ロマエ』の舞台にもなっているそうです。泉質はアルカリ性単純温泉。まろやかなお湯。人気の温泉のため、先行客はいましたが、独泉できる時間もありました。

昭和初期の建築様式がそのまま残る木造3階建ての東海館。1階は喫茶室があり、松川を眺めながらコーヒーを楽しめるそう。3階客室「鶴の間」「千鳥の間」はワークスペースでリモートワークも可。館内がFreeWifiなのもうれしいですね。東海館の隣にあるケイズハウス伊東温泉も気になる温泉。伊東では珍しいカルシウム・ナトリウム-塩化物温泉で、次回訪れたいなと思っています。

翌日の朝一で訪れたのは梅屋旅館。住宅街にある旅館で、温泉通の間で「塩湯」が有名。(※現在は蛇口が壊れて塩湯は利用不可)

明るい女将さんが切り盛りされており、お風呂を案内いただきました。年月を経た古い建物ですが、清掃が行き届いています。2つの温泉があり、男湯・女湯に分かれているようでしたが、「この時間はお客さん来ないから、好きに使ってね~」と、両方利用させていただきました!

泉質はナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物温泉。かなりのアツアツで、かけ湯で楽しみました。天井には温泉析出物のツララがあり、成分の濃さを感じます。翌後には、冷えたお水をいただき、スッキリ。心も温まるいいお宿でした。

伊東の市街地には昔ながらの共同浴場が10ヵ所程点在しており、すべてが源泉かけ流しの温泉。今回は訪れませんでしたが、松原大国天神の湯が気になっています。好みの温泉を見つけて楽しむのもいいでね。
お風呂ずきの宿 大東館
高級旅館からリーズナブルな宿まで様々な温泉旅館のある伊東。今回は、温泉好きに人気の大東館に行ってきました。「お風呂ずきの宿」を冠しているだけあり、鮮度のよい温泉とそれをゆっくり楽しむためのサービスが充実したお宿。チェックイン14時~とゆったり過ごせ、部屋は清潔で広々。貸切風呂は空いていれば何度でも利用でき、漫画コーナーや長期滞在者向けのサービスまであります。人気があり、リピーターが多いのも納得でした。
- お風呂ずきの宿 大東館
- 朝食つき:平日7,000円~。休前日8,800円~。土日でも一人泊可
- 温泉:大浴場(京の湯、流れの湯)、3種類の貸切風呂。24時間入浴可。アルカリ性単純温泉の源泉かけ流し
- 食事:朝食のみの提供(7:00-9:30) 大広間でのハイキング形式
- その他
- チェックイン14:00~、チェックアウト~11:00とゆったり過ごせる
- 長期滞在者向けのサービスも充実:ランドリー、洗濯、電子レンジ等のサービスあり
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伊東駅から徒歩10分強ほど歩いたところにある大東館。温泉通に人気で、来てみたかったお宿。
チェックイン開始の14時に到着すると、すでに東京や神奈川方面からの車が止まっていました。
長期滞在者かもしれませんね。駅やコンビニ、スーパーも近くにあるうえ、ランドリーや洗濯機、電子レンジ等のサービスもあるので、数日の宿泊も快適に過ごせそうです。

清掃がよく行き届いていて、広々としたお部屋。6階の部屋で伊東の山や街並みも見渡せます。のんびり過ごしたかったこの日。窓側のテーブル席でPC作業が進みました。部屋のトイレ・洗面所・お風呂もきれいです。(空気清浄機、テレビ、冷蔵庫、FreeWifiあり)。

夕食の提供はなく、朝食のみ。1階フロント横に、伊東のガイドマップがあり、近隣のおすすめの飲食店が紹介されています。カップラーメンの販売や電子レンジもあるので、総菜を買って部屋で食べるもよし。

朝食会場にもなるフロント前の広間。横には漫画コーナーがあり、漫画をここで読んだり、寛ぐもよし。(宿泊する部屋が十分快適なので、利用している人は少ないですが…)

さあ!お楽しみの温泉です。お湯の良さに定評のある大東館。貸切風呂は3つあり、空いていればいつでも利用できるシステム。人気の宿のため、常に誰かが利用していました。早朝や食事の時間帯がねらい目。

こちらはエントランスを出て外にある貸切露天風呂。ゆっくり緑を見ながら、広々とした浴槽を独占できるのがいいですね。こちらには洗い場はありません。大東館の名物は、館内にある防空壕と防空壕の先にある五右衛門風呂。私は少し怖くて行けませんでした。

大浴場は「京の湯」と「流れ湯」の2つがあり、男女交代制。流れ湯には露天風呂も併設されています。どちらも熱めの湯とぬるめの湯を楽しめるようになっており、お湯を出す量を調整することで、加温・加水・循環なしの源泉かけ流しを実現しています。アルカリ性単純温泉で、やさしい肌触り。個性が強い湯ではないですが、鮮度がよく、お肌はつるつるになりました。

朝食はバイキング。フロント前の広間でいただきます。野菜がみずみずしく、美味しかったです。オープンスペースですが、一人客が多い宿のため、一人の食事もそれほど気にならないと思います。
お風呂好きの目線で細やかな気くばりを感じるお宿でした。そして、公式HPで一人旅歓迎を謳っている宿のため、一人客が多く、過ごしやすい仕組み。人気があるのにも納得でした。
そのほかの伊東観光プラン
のんびりとした土地なので、おいしいものを食べて、ゆっくり過ごすのも最高ですが、次のような観光プランも個人的には気になっています。
・伊東アルプス:天気がいま一つで今回は取りやめにした登山。3月ごろが登山適期かなと思います。
・大室山:山焼きでも有名。国の天然記念物に指定されおり、登山は禁止。リフトで山頂まで行けます。
・シャボテン公園:カピパラの露天風呂が有名な動物公園。
