5月 山と温泉 近畿

[平荘湖アルプス、恵美寿湯] 加古川と平荘湖を一望するパノラマ登山

加古川市にある平荘湖の周囲を囲む12座の低山を平荘湖アルプスと言うそうです。岩場が多いものの、それほど危険箇所もなく展望も抜群!その時の体調や気分、天候で、登る山を選んでコースを変えられるがいいです。今回は升田山、相ノ山、飯盛山の三山を登って来ました。たったの15分で山頂に行けるのに、岩場&パノラマ歩きを楽しめる升田山が特によかった!下山後は明石の有馬温泉と言われる恵美寿湯で鉄分たっぷりの源泉かけ流しを堪能しました。

  • 日:2024/05/18(土)
  • コース:加古川駅 - 升田登山口 - 升田山 - 相ノ山 - 飯盛山 - 升田山登山口 - 加古川駅
  • 標準コースタイム:約5時間 (加古川駅 - 升田登山口まで片道45分。登山のみの場合は3時間半)
  • 難易度:初級
    • 一つ一つの山は低く、比較的短時間で登れます。ただし、複数登るとなるとアップダウンもあり、体力要。平荘湖も一周5kmあり、周回するとそれなりの距離です。
    • 登山道の取り付きは赤テープや案内板があるものの分かりにくい。登山者もそれほど多くないため、GPS付きの山地図がある方が安心。
    • 岩場が多いので、雨の日など岩が濡れるるタイミングは避けた方が良さそう。
    • 低山で、日差しを遮る樹木がない岩場地帯も多くあります。暑い時期には向きません。
  • 温泉:天然療養温泉 恵美寿湯 利用時間15:00-22:00、大人490円
  • アクセス
    • 往路
      • [電車] 大阪 - 加古川 53分 1,340円
      • バスを利用する場合は、神姫バスで加古川駅 - 升田 または 平荘湖口が最寄り
    • 復路 ※恵美寿湯へ立ち寄り
      • [電車] 加古川 - 明石 13分 330円
      • [電車] 山陽明石 - 林崎松江海岸 4分 200円
      • [電車] 林崎松江海岸 - 大阪梅田 約1時間 1,010円
    • 車の場合
      • 平荘湖登山口:ウェルネスパーク駐車場
      • 相ノ山登山口:少年自然の家前駐車場
      • 升田登山口・池尻登山口:升田登山口駐車場

写真

加古川駅に到着。加古川市の中心となる駅のため大きく、構内にコンビニも入っています。北口からスタート。加古川駅から平荘湖(へいそうこ)まで神姫バスで近くに行くこともできますが、今回は升田山登山口まで歩きました。徒歩45分とそこそこの距離。
Google Mapを片手に登山口を目指します。升田登山口近くの楓屋さんを目的地に経路設定。加古川小野線を歩き、2号線で北西方向に曲がって加古川河川敷へ。
大通りを歩くので迷う箇所もなく,シンプル。ここからは河川敷を歩きます。お天気が良く、気持ちいい〜。ランニングする人、ウォーキングをする人、イベントの準備をする人…みなの憩いの場ですね。
河川敷から道路に上がって加古川水管橋へ。
加古川は兵庫県中央部を流れる河川で、全長・流域面積ともに兵庫一。あらためて、加古川って大きい!と思いました。この水管橋は自転車&歩行者専用のため、のんびり景色を見ながら渡れるのがいいですね。
お天気で加古川がうつくしい。距離はあるけれど、登山道までの道のりもなかなか楽しいです。
そして、升田山登山口に到着。神姫バスで加古川 - 升田まで来るもよし。登山口案内がしっかりあって分かりやすいです。加古川市が登山道を整備したようで、加古川観光協会が出している升田山に登ろう!が参考になりました。
この升田山の標高は105m。登山口から数分こんな道を歩くと…
すぐに岩場!鎖に驚かれる方もいるかもしれませんが、しっかり足場はあるので、歩く箇所をきちんと選べば難しくありません。岩登りをして高度を上げます。
八十(やそ)の岩橋と呼ばれる自然にできた石段。80人の神が天と地を行き来していたという伝説が「播磨国風土記」に記されているそう。
とても見晴らしのいい尾根で展望も抜群!振り返れば、加古川の街並みが
そして、目の前には平荘湖! 正面の山は本日登る相方山です。
登山口から15分で頂上に到着!岩場あり、見所ありで、最高の低山!テンションが一気に上がります!
頂上からは半時計周りで平荘湖沿いのルートを歩きました。この時期は草も良く生い茂っている。登るのは秋〜初春がいいですね。
一部険しい場所もありますが、登山道自体はしっかりして問題ありません。眺めも最高!
昔は石切場でもあったよう。
ここからは平荘湖の遊歩道を歩きます。弁財天神社の近くにはおトイレもありました。
この平荘湖は、1966年に工業用水の安定供給を目的に建設されたダムによってできた人造湖。一周すると5km近くあり、かなり大きい。綺麗な遊歩道があり、ジョギングやウォーキングを楽しまれている方もいました。
升田山と嶽山を結ぶ遊歩道を歩くと、嶽山登山口の案内がありました。当初は登る予定だったのですが、草ぼうぼうでパス!この嶽山は展望がよく、岩梯子があるよう。
それにしても大きな平荘湖。ここに溜められた水は、加古川にかかる水管橋を通って、東播磨の臨海部に建ち並ぶ工業地帯に送られているようです。
湖からの風も心地良く、遊歩道歩きも楽しい。
見る場所によって、景観がちょっとずつ違うのもまたいいですね。
さて、平荘湖に浮かぶ一ツ山の取り付きまできましたが、こちらも草ボウボウ。山頂の展望が良さそうですが、他の山との違いもそこまでないだろうとパスしました。
そして、一ツ山取り付きのちょうど向かいにあるのが相ノ山のとりつき。赤テープはあるものの、こんな風に車道沿いにさりげなくあります。
こちらも、登山道入り口は草ボウボウですが、
すぐに岩場になります。日を遮る箇所がないので、暑い…。平荘湖アルプスは秋以降の涼しい時期に登るのがいいですね。
相ノ山登山道の展望もいい!手前に一ツ山、奥には本日最初に登った升田山が見えます。
まずは真っ直ぐ進んで相ノ山へ。高御位山の岩稜帯と良く似た雰囲気。そこまで傾斜はキツくなく、靴のフリクションも効きます。
相ノ山山頂に到着。標高179m。木立に囲まれて展望は全くありません…。ここから飯盛山へ。
相ノ山から飯盛山はこんな道。危ない箇所もありませんが、面白みも特にないです。
飯盛山(いいもりやま) 215mに到着。
山頂からは加古川の町が一望できました。
当初は、飯盛山〜洞貝山と尾根を繋ぐコースを考えていたのですが、この日はなかなか良いお天気。暑くてへバッてしまいそうだったので、相ノ山へ引き返し、平荘湖の遊歩道を周回することにしました。そのまま引き返すのはつまらないので、相ノ山からは少年自然の家近くの登山口を目指して下山することに。
展望はいいのですが、同じような岩盤が一面に広がる地帯を歩くため、下山道を見失わないことがポイント。少しわかりにくいのですが、赤テープ(色落ちして、薄オレンジ色になっている場合も)があるので、それが目標です。
遠目にはわかりにくい赤テープ。「この道を進むと道がなさそう。」「ザレていて、大丈夫かな」など違和感を感じたら、少し外れている可能性もあります。目印がないか良く確認しましょう。
無事に自然学校近くの取り付きに下山しました!
少年自然の家前にも無料駐車場があり、利用している登山者もいました。
日を遮る場所もないので、夏日は厳しいと思いますが、湖からの風が心地よくて、歩くのが快適だった!
ウェルネスパーク側の升田山登山口。この山だけはしっかりと案内板がありました。そして、周回してスタート地点へ。本日の登山は終了です。なかなかの歩行量でした…。次回は秋〜冬の時期にバスで登山口まで来て12座目指したいです。
ランチは升田山登山口近くにある「楓屋」や「Cafe堂脇」をお目当てにしていたのですが、人気で入れず、、、写真はCafe堂脇の写真です。雰囲気いいですよね。他にも満天堂などポツポツと雰囲気の良いお店があります。利用する場合は事前予約した方が良さそうでした。
そして、ペコペコなお腹を抱えて歩いていると、お好み焼き屋を発見!お好み焼きの「はよし」でネギすじをいただきました。ネギたっぷりのカリトロ生地で美味しかったです。
そして、加古川駅までもと来た道を引き返しました。まあまあな距離ですが、気持ちの良い道なので苦にはなりませんでした。でも、45分…やっぱり歩くには長いですね。。
本日のもう一つのお楽しみの温泉。源泉かけ流しを求めて、加古川から明石へ。団地街にある温泉、恵美寿湯へ行きました。療養泉として認定されているせいか高齢者の方が多く、賑わっています。
泉質は含鉄II-カルシウム・ナトリウム-塩化物泉。赤茶の温泉と薄く白濁した冷泉の2種類があり、交互浴しました。鉄の匂いがして、体を拭くと茶色の成分がタオルに付きます。温泉のおかげか、入浴後は体が軽くなりましたよ!(出典:恵美寿湯公式HP)

加古川駅周辺の温泉
ぷくぷくの湯:営業時間9:00-24:00 大人800円(土日祝)、700円(平日) 加古川駅から徒歩約30分
千代の湯:営業時間7:00-23:30 大人490円 加古川駅から徒歩約10分

-5月, 山と温泉, 近畿
-, , , ,