5月 山と温泉 近畿

[熊野古道、湯の峰温泉]熊野本宮大社、大斎原で参拝し、湯の峰で温泉三昧

GWに熊野古道〜湯の峰温泉〜十津川温泉へ行ってきました。七十を超える母と一緒のため、無理のないのんびりコース。一日目は、バスで熊野本宮大社まで行き、そこから大斎原〜大日越〜湯の峰温泉と歩きました。高低差のある大日越は少ししんどいですが、湯の峰温泉に早めに到着し、ゲストハウスの一番風呂&つぼ湯で温泉を満喫しました。

  • 日:2023/05/03(水)
  • 旅程:大阪 - 熊野本宮大社 - 大斎原 - 熊野古道 大日越 - 湯の峰温泉
  • 所要時間:2時間
  • 難易度:低
    • 大日越の距離は短いですが、急登が続きます。人も多く入っていないため、ゆとりを持った行動が良いかと思います。
  • アクセス
    • [電車] 大阪 - 紀伊田辺 約2時間20分 6,210円 ※特急くろしお号利用
    • [バス] 紀伊田辺 - 熊野本宮大社 約1時間半 2,100円 熊野古道 バス時刻表

電車でもバスでも、アクセスがなかなかよくありません。値段をとるか本数の多さをとるか…。明光バス(高速) で大阪から紀伊田辺まで行き、そこから路線バスに乗り換えるのも一つです(大阪駅-田辺:片道3,200円)。また、くろしお号はWEB早特で1~3割引で購入可能です。JRおでかけネット WEB早特

東京からアクセスする場合、新宿〜新宮駅まで高速バスを利用し、そこから路線バスで移動する手がありそうです。熊野本宮観光協会 アクセス

熊野本宮大社〜大斎原〜大日越

いろいろなコースのある熊野古道は、どこを歩くか迷いますね。交通の便がよくないため、一番行きたいところとアクセスの仕方、行動時間で自ずと絞られてきます。今回は、大斎原と湯の峰温泉をメインに考え、このコースにしました。体力と時間に余裕があれば、発心門王子〜熊野本宮大社〜大日越とするのも良いかもしれません。

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10:15紀伊田辺発、11:50熊野本宮大社着のバスで本宮前へ。バスは満席でしたが、大半の方が滝尻で降りました。中辺路を歩いて本宮大社へ向かうのでしょうね。
バス停を降りると、道路反対側に本宮があります。
階段を登って、本宮大社へ。
神殿に向かって右側から3番目の証誠殿(家津美御子大神)から準に左側へとお参りします。2番目:中御前(速玉大神)、3番目:西御前(夫須美大神)。また右手に戻り、右側から2番目の東御前(天照大神)、右端の満山社(八百万の神)となります。
社務所前の御神木の下に、黒い八咫烏ポストが設置されています。八咫烏は神武天皇を大和の橿原まで先導したという神武東征の故事に習い、導きの神として篤い信仰があるそうですよ。
本宮大社の次は斜め向かいにある大斎原へ。大きな鳥居がよく見えるので方向を間違えることはありません。明治に起きた大水害前まで本宮大社があった場所で神聖さを感じました。
大斎原から国道168号線へ戻り、スーパー八屋で曲がって道なりに進むと大日越登山口のバス停に着きます。スーパー八屋で買った揚げたてのコロッケが美味しかったです。
バス停近くに、大日越登り口があります。
展望はなく、このような階段上の小道を延々と登っていきます。この日は湿度が高く、思いのほか辛かったです。
標識や案内板が要所要所にあります。
人通りも少なく、暗い感じの道。少しさみしい感じがします。海外の方三組、日本の方三組ほどとすれ違いました。
硫黄の匂いがしたら、湯の峰温泉に到着です。鄙びたいい雰囲気ですね。

JR紀伊田辺駅からの熊野古道方面バスは、駅前にあるバス乗り場2番から出ています。田辺市観光センター JR紀伊田辺駅前

湯の峰温泉

湯の峰温泉は、川湯温泉、渡瀬温泉と並ぶ熊野本宮温泉郷の温泉の一つです。宿が集まった小さな温泉街は、歓楽街や飲食店もなく、とても静か。温泉は素晴らしく、その中でも、日によって七回も湯の色が変化すると言われている世界遺産の「つぼ湯」が名物です。

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一日目は費用を抑えるため、ゲストハウスの素泊まりプランを利用。周りに飲食店はないため、事前に柿の葉寿司を買って行きました。チェックインは15時から。早くに到着した場合は、荷物置き場に荷物を先に置くことができます。
こちらは共同スペース。食事をとったり、テレビを見ることができます。隣のキッチンには、食器やポットもあり、食材を持ってくれば、自炊もできます。宿泊した部屋は5、6畳ほどのこじんまりとした部屋でした。(テレビなし、冷蔵庫なし、Free Wifiあり)
源泉掛け流しの温泉で、露天風呂が1つ、内湯が2つあります。すべて貸切利用で先着順。24時間利用可。15時にチェックインし、一番風呂にゆっくり浸かることができました。
露天風呂。この日は16時〜17時ごろに到着する方が多かったです。海外の方、一人旅の方、いろいろです。
朝は6時から無料でお粥を食べることができます。配膳から食器洗いまでセルフサービス。物足りないので、カップ麺などを持ってくればよかったです。
湯の峰温泉といえば、温泉たまごとつぼ湯。2店ほど売店があり、卵が売っています。
たけのこやにんじんなど野菜も茹でられています。いいですね。
世界で唯一、入浴できる世界遺産のつぼ湯。泉質も抜群にいいです。先着順のため、湯の峰に着いたら、すぐに受付所に行きましょう。
公衆浴場受付で申し込みをします。はじめに行った時は満員で受付をストップしていましたが、時間を開けてトライ!運よく、入ることができました。(6:00-21:00、30分交替制、大人800円)
ここで順番を待ちます。順番が来た時にいないと、次の人に順番が移ってしまうルール。熱湯のため、回転は早めでした。
待ちに待ったつぼ湯!乳白色です。洗い場はなく、石鹸・シャンプーの使用は禁止。いいお湯ですが、外で待っている方がいて、個人的にはリラックスできませんでした。
翌朝5時ごろにつぼ湯に行くと、すでに5、6人の方が順番待ちをしていました。朝風呂の競争率も高そう。。十津川に向けて、7時前に湯の峰を後にしました。

湯の峰温泉の宿
湯の峰温泉は十数件しか宿がありません。GWなど繁忙期に訪れる場合は早めの予約をお勧めします。
湯の峰荘や旅館あづまや、伊せやにも機会があれば、泊まってみたいなと思います。

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