9月 山と温泉 東北

[八幡平、藤七温泉] 霧で展望なしのハイキングになるも、極上湯に入って大満足

東北の旅2日目は、八幡平と藤七温泉へ。八幡平は秋田・岩手にまたがる火山帯で、どの方向から見ても平ら。盾を伏せたような形に見えることからアスピーテ(盾状火山)と呼ばれます。特徴のある名湯が多数あり、藤七温泉やふけの湯温泉、大深温泉、後生掛温泉、玉川温泉など数えきれません。

八幡平

八幡平は標高1,440m以上の場所にあり、ダケカンバやアオモリトドマツの原生林に覆われています。水蒸気爆発でできた火口に水が溜まった八幡平沼やガマ沼、メガネ沼などの火口沼や、ニッコウキスゲやミズバショウなどの高山植物が、なだらかなトレッキングコースの周りに広がっています。畚岳(もっこだけ)、源太森、茶臼岳が「八幡平三大展望地」と呼ばれており、ビューポイントのようですよ。

  • コース:八幡平登山口 - 八幡平頂上 - 八幡平登山口
  • 標準コースタイム:約1時間半弱
  • 難易度:低
    • お天気がよければ、展望の良いポイントを繋ぐ「茶臼口 - 茶臼岳 - 黒谷地湿原 - 源太森 - 八幡平頂上 - 八幡平登山口(約3時間半)」のコースを予定していました。
  • アクセス (駒ヶ岳温泉から)

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盛岡駅に到着。東口バスターミナル3番乗り場から八幡平行きのバスが出ています。パッとしない天候でしたが、バスの1/3ぐらいの乗客がいました。お天気が良ければ、もっと人気かもしれません。(写真は翌日のもの)
晴れを祈って八幡平に向かいましたが、残念ながらガスガス…。雨もパラついています。せっかくなので、次回に向けての偵察とし、山頂まで向かうことにしました。
散策ガイドと行くツアーも人気のよう。団体客をいくつか見かけました。登りといった登りはなく、石で舗装された道が山頂まで続いています。
標識や案内板も要所要所に。
あっという間に頂上へ。ほぼ平坦な道のりでした。お天気が良ければ、岩手山や秋田駒ヶ岳など近隣の山々も見えるようですよ。
有名な「ドラゴンアイ」は雪解けの6月ごろに鏡沼で見える自然現象。沼の真ん中の雪が残って、龍の目のように見えることからついた名前のようです。 出典:岩手県観光ポータルサイト

八幡平頂上までのバスでの行き方
①岩手側:県北バスで盛岡駅から行く方法、②秋田側:羽後交通バスで田沢湖駅から行く方法、③秋北バスで鹿角花輪駅から行く方法があります。駒ヶ岳温泉からは、②羽後交通バスの八幡平線で行くのが便利ですが、運休中。そのため、盛岡経由で行きました。

ドライブウェイ
八幡平を横断する八幡平アスピーテラインと藤七温泉と松川温泉を結ぶ樹海ラインの2つのドライブウェイがあります。天気が回復してきた夕方にバスで通った樹海ラインの眺めが素晴らしかったです。亜寒帯針葉樹の樹海の光景やボコボコと煙をあげる山肌。八幡平の自然の深さを感じることができました。

藤七温泉 彩雲荘

八幡平登山口から徒歩30分ほど下ったところにある藤七温泉。八幡平の斜面に温泉がいくつも配置されており、岩手山や八幡平を眺めながら温泉につかることができます。足元からぶくぶく温泉が湧き出るため、温泉の鮮度が抜群です。混浴だろうとなんだろうと、八幡平に来たら絶対に行くべき温泉です。みなさん、温泉の良さにぼーっと満喫。東北ならではの光景ですね。宿泊で再訪したいなと思いました。(2024年の宿泊記はこちら)

  • 藤七温泉 彩雲荘 日帰り入浴8:00-18:00、大人650円
  • アクセス
    • [バス] 八幡平頂上 - 藤七温泉 4分 170円 県北バス時刻表
      • 徒歩30分程度で十分歩いて行ける距離です。車道のため、車には気をつけてください。
    • [バス] 藤七温泉 - 八幡平マウンテンホテル 40分 700円 県北バス時刻表

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藤七温泉彩雲荘に到着。到着した昼過ぎは静かでしたが、14時〜15時ごろになると、続々と温泉の利用客や宿泊客が来ました。建物は古く、どちらかと言えば山小屋に近い雰囲気。
日帰り入浴の場合は、男女別の内湯と露天(混浴)が利用できます。この露天風呂が唯一無二!展望も泉質も抜群です。八幡平の斜面に温泉が配置されており、ぶくぶくと足元から温泉が湧き出て来ます。ぼーっと景色を見ながら、温泉に浸かる…最高ですね。出典:藤七温泉公式のInstagram
泉質は単純硫黄泉。湯浴み着もOKですし、女性専用の露天コーナーもあります。八幡平に来たなら、この露天風呂に入らなきゃ!もったいないです。出典:藤七温泉公式のInstagram
温泉卵が販売されていました。自然の塩気がとも美味しかったです。この彩雲荘は食事も美味しいと評判。次はぜひ泊まりで利用したいですね。
彩雲荘で販売されていた女性用大型バスタオル1,000円。タオルの上部をゴムで縫いつけたシンプルなつくりです。着ている間にずり落ちてくるので、上部は手で押さえておくのが無難かもしれません。洗濯すると他の衣類にも硫黄の匂いがつき、一週間以上も香っていました(笑)。とても印象に残る温泉でした!

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