
しばらく登山を休んでいたため、リハビリ登山に選んだのは姫路の書写山。起伏が少なく、静かで陽の光のうつくしい刀出坂から登りはじめ、荘厳な圓教寺を散策。そして、展望とちょっとした岩場を楽しめる東坂とコースに変化があり、魅力あふれる登山となりました。登山初心者にもおすすめです。
目次
書写山 刀出坂 - 東坂コースを歩く
書写山の魅力は、山頂にある天台宗の古刹、圓教寺。
西国三十三所のうち最大規模の寺院で、「西の比叡山」と呼ばれるほど寺格は高く、中世には、比叡山、大山とともに天台宗の三大道場と称されたそう。
清水寺のような崖に張り出して造られた摩尼殿、修行の場である三つの堂、静謐な奥の院と見どころも充実しています。
そして、森の匂いを感じながら刀出坂からの古道を歩き、展望のよい東坂参道の下山路もよかったです。道々の変化があり、歩くのがとても楽しいおすすめのコースです!
- 日:2025/12/31(水)
- コース:刀出 - 刀出坂登山口 - 圓教寺 - 書写山山頂 - ロープウェイ山上駅 - 東坂登山口 -書写東坂
- 標準コースタイム:約3時間
- 難易度:低
- 全体的によく整備されており、刀出坂は起伏が少なく歩きやすい。
- 東坂は簡単な岩場がある。秋~冬は落ち葉が多いため、濡れた後にはスリップに注意
- 円教寺は広い。寺をゆっくり見ると3時間強。登山を軽くするだけれであれば2時間程度。
- 円教寺境内やロープウェイ山上駅にトイレあり。境内には茶屋があり、軽食がとれる。
- 温泉:兵庫県姫路市のホテル|天然温泉 華楽の湯
営業時間10:00-24:00 大人1,500円(土日祝) - アクセス
- 往路
- [電車] 大阪 - 姫路 約1時間 1,460円
- [バス] 姫路駅[北口] - 刀出 30分 520円
- 復路
- [バス] 書写東坂 - 姫路駅[北口] 25分 320円
- [電車] 姫路 - 大阪 約1時間 1,460円
- 往路
- 駐車場:刀出坂登山口横に専用の無料駐車場がある。収容台数は15~20台ほど。
書写山ロープウェイ
15分間隔で運行しており、山頂まで約4分。個人的には登山をお勧めしますが、さくっと楽しみたいのであれば、ロープウェイも一案。
境内が広く、それなりに歩くため、歩きやすい靴が良いです。バスと往復セットのチケットあり。
写真

書写山には、東坂・西坂・六角坂・刀出坂・鯰尾坂・置塩坂の6つの登山口があります。久しぶりの登山のため、道がゆるやかな刀出坂から登り、表参道の東坂で下山することにしました。
刀出坂登山口の最寄りは、「刀出」バス停。本数が少なく、一番早いバスで10:11着(土日祝)。朝早く登山をしたい場合は緑台行バスで「神社前」に行き、そこから歩くのも一つです。

刀出バス停。周辺には自販機やトイレはありません。一つ手前の打越バス停前にコンビニがあり、徒歩15分ほど。

バス停正面には「刀出の固寧倉(こねそう)」と呼ばれる倉があります。江戸時代後期に姫路藩が設置した非常用食糧備蓄倉庫だそう。
この右横に登山口に進む道がありました。



右手には登山者専用の無料駐車場(15~20台収容)があります。

この扉をくぐると刀出坂登山口へ。絶好の登山日和でしたが、この登山道であったのは10数組程度。人は入っているものの、道中あまり会うことなく、静かな歩きが楽しめる道。


舗装路が終わり、ここから登山道になります。案内板も要所要所にあるので、迷うことなし。


近畿自然歩道のため、環境庁が立てた植生についての案内も充実。読みながら歩くのもまた楽しい。




木々の合間から陽の光が差し込むよい雰囲気の道になってきました。
ゆるやかな沢のため、危ない箇所もなく、子連れでも歩きやすいと思います。




木の間から立派な建物が見えました。登山口から約1時間とあっという間に円教寺に到着です。

表参道の裏側から入っているので、最初に着いたのは奥の院。
奥之院は、開祖・性空上人(しょうくうしょうにん)を祀る聖域。開山堂を中心に、二童子を祀る護法堂とその拝殿が並び、森に包まれた静謐な空間。



観光客はここまで足を延ばさないからなのか、静けさに満ちた空間。心が落ち着きます。




大講堂、食堂、写真外にある常行堂。この三棟は「三つの堂」と呼ばれる中世の修行空間。
トム・クルーズ主演の「ラストサムライ」では、侍の村のロケ地として使われたそうです。

大講堂の右手の坂道を上り、書写山山頂を目指します。
ここからは10分ほどの距離。「白山権現」の立て札で曲がってすぐ。

山頂に到着しましたが、展望はありません。

山頂にある白山権現。大講堂、摩尼殿についで、性空上人が第三の吉所としたところで、上人はここで六根清浄の行を積んだそうです。


ここまででも十分に円教寺を堪能していたのですが、この摩尼殿も圧巻。本尊があり、参拝者がみな訪れる場所です。

清水寺のように崖に張り出した懸造(舞台造り)が見事。

舞台からの景色もすばらしく、桜や紅葉の時期はさらに美しいと思います。


ようやく境内入り口までやってきました。とにかく広かった境内。
円教寺は、仁王門から続く東谷、摩尼殿を中心とする中谷、そして三之堂と奥の院が並ぶ西谷の三つの谷に分かれています。
東谷は山内への導入部、中谷は観音信仰の中心、西谷は修行と開祖信仰の聖域。
このように、谷を進むごとに信仰が深まる構造で、書写山全体が一つの曼荼羅のように設計されているそうです。

円教寺公式HPの「伽藍配置」に配置図があり、参考にしました。

山頂や円教寺周辺は展望スポットがありませんが、東坂に向かうにつれて景色のよい場所もでてきました。

東坂方面は表参道のため、多くの像や丁石が置かれています。
ロープウェイで来られる方が大半のため、刀出坂に比べるとずっと賑やか。

ロープウェイ山上駅。きれいなおトイレと無人休憩所があります。山上展望デッキ「ミオロッソ書写」があり、姫路をバックに写真を撮られている方がたくさんいらっしゃいました。

山上駅横の坂をくだります。ここから少しずつ展望のよいポイントが出てきます。


東坂はちょっとした岩場も出てきます。危ないところはありませんが、濡れていると滑りやすいかもしれません。
心配な方はストックがある方がベター。


東坂にも、鹿対策のネットがかけられています。

気づいたら、墓地のある如意輪寺の方に降りてきてしまいました。もう少し東側に東坂登山口があります。
もちろんこの如意輪寺からもバス道まで行くことはできます。Google Mapを見ながら、書写東坂バス停を目指しました。


じっとするのは寒いので、書写郵便局前まで歩きました。比較的バスは出ており、ここから姫路駅へ。
姫路駅周辺 姫路城散策とクラフトビールをたのしむ
姫路駅から姫路城までは徒歩15分ほどの距離。飲食店や土産屋もあるので、姫路城大手門前でバスを降り、姫路城散策と下山飯を楽しむことにしました。
大手門通り周辺には個人的に気になるお店がたくさん!
はまもとコーヒーやBakery 燈 Lamp、Coffee Shop 5W2H、ラーメン・ギョーザ 新生軒、喫茶フクナガ、立ち食い寿司 魚路、炭焼あなご やま義...。何にしようか迷いますが、今回はクラフトビールのKOGANEへ。フルーティーで香りのあるビールがおいしかったですよ。

せっかく姫路までやってきたので、世界遺産の姫路城も見ていきます。入城はせず、三の丸広場の散策だけでも気持ちがよかったです。


下山飯は、以前から気になっていたクラフトビールのKOGANEへ。
おしゃれな店内でWeizenと大人の贅沢ポテサラをいただきました。フルーティーで香りのあるビールはあっという間に飲み干してしまい、1Pintで注文すればよかった…。


姫路駅や書写山の周辺には源泉かけ流しの温泉はありません。
姫路キヤッスルグランヴィリオホテル内にある華楽の湯は、きれいな施設で天然温泉が楽しめます。
Bakery 燈 Lampもおすすめ
できたてパンやバーガーが楽しめるBakery Lampもおすすめ!立ち寄った際の記録を載せたこちらのブログもご覧ください。
[天下台山、おとめ塚温泉]初心者におすすめ!気軽に絶景が楽しめる山
歩いたルート
