
初日に志賀山を登山をした後、角間温泉に宿泊!時が止まったような鄙びた雰囲気に惹かれてやってきました。お肌にやさしい温泉はもちろん源泉かけ流し。翌日は、共同湯巡りと小布施の散策を楽しみました。
静かな街並みは、ゆっくりくつろぎたい気分にぴったり。秋や冬が似合います。
- 日:2025/7/11(金) - 7/13(日)
- 旅程
- 7/11:大阪 - 湯田中
- 7/12:湯田中 - ほたる温泉 - 志賀山登山 - 熊の湯 - 角間温泉高島屋
- 7/13:高島屋 - 小布施 - 大阪
- アクセス ※湯田中まで
- [夜行バス] 大阪駅桜橋口 - 湯田中駅 約8時間半 9,300円
- [電車] 湯田中 - 長野 - 名古屋 - 大阪 約5時間半 約14,000円 (新幹線利用)
東京からのアクセス
東京 - 長野 - 湯田中 約2時間半弱 約9,000円~10,000円 ※新幹線・特急利用
大阪からはかなり遠いですが、東京からだとアクセスしやすい距離ですね。
一日目のブログに志賀山登山をまとめています!こちらもご覧ください。[志賀山、熊の湯] お花畑とうつくしい池塘、エメラルドグリーンの湯
目次
角間温泉 高島屋旅館 家庭的なお宿でのんびり
湯田中渋温泉郷のひとつである角間温泉。
角間川を望む高台の静かな集落の中にぽっかりと、時が止まったような木造の旅館が数軒佇んでいます。
日本画家の横山大観がアトリエを設けたり、吉川英治や林芙美子が長逗留するなど、文化人ゆかりの温泉地であるそう。
宿泊したの髙島屋旅館。家庭的でリーズナブルなお宿。3つの共同湯と宿の温泉を24時間入れます。
美肌の湯ともいわれるアルカリ性のナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉は、癖を感じないお湯。翌後はお肌がつるつるになりました。
静かにのんびりと温泉を楽しむ方にお勧めのお宿でした!
- 角間温泉高島屋旅館
- 素泊まり:5,273円〜、2食つき:8,910円〜 (税込)。土日でも一人泊可
値段は宿泊人数で変わらない - 利用したプラン:一泊朝食付きプラン
- 温泉:ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉、内湯(男湯、女湯) 24時間入浴可
- 食事:夕食18時~ 朝食8時~ 食事処でいただく
- その他:
- 大湯・滝の湯・新田の湯の3つの共同湯も無料で24時間入浴可
- 事前連絡すれば、送迎可
- 素泊まり:5,273円〜、2食つき:8,910円〜 (税込)。土日でも一人泊可
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前月に安代温泉に宿泊した際に立ち寄った角間温泉。ひっそりとたたずむ木造の旅館が印象に残っていました。
角間大橋をはさんで、安代温泉や渋温泉、上林温泉にも歩いていける距離。
そこで、今回は志賀山の下山後の宿泊先として角間温泉にやってきました。
「熊の湯」から渋温泉にもほど近い「沓野美明」までバスで移動し、そこから約30分ほど歩いて角間温泉に。
日差しが強い真夏日。なんてことのない距離ですが、少し遠く感じました。
登山と組み合わせるのであれば、渋温泉や上林温泉の方がバス停に近くて便利ですね。

共同浴場の大湯前にあるのが髙島屋旅館。周りにはお店はなく、静かな集落です。
訪れた昼時、髙島屋の玄関や窓は開け放されていました。
タオルやおじいちゃんのももひき、シャツなんかが窓辺に干されていて、なんだかほっこり。



建物は古く、家庭的な雰囲気のお宿。清掃は行き届いていて、快適です。
今回のお部屋は風通しがあまりよくないということで、冷房がよく効いており、部屋に入るひんやりとした空気が気持ちいい~。
下山してしまえば、いくら長野といえども暑い。汗だくだったので、ビールを思わず注文してしまいました。

洗面所・トイレ付のお部屋で、冷蔵庫、テレビ、FreeWifiあり。冷蔵庫には冷えた水が入っていて、おいしかったです。
(Wifiは、女将さんに使いたい旨を伝えると、パスワードのついた札を渡していただきました。)

いつもは早めに宿を予約するのですが、6月に湯田中に訪問した後、突然行きたくなって計画した今回の旅。
お目当ての髙島屋に予約できましたが、残っていたのは「朝食のみプラン」だけ。
というわけで、夕食を求めて外出です。
当初は湯田中駅や渋温泉周辺の居酒屋にでも行ってみようかと考えていましたが、疲れていたので、歩いて20分ほどの「River Front cafe&bar」へ。おもだかホテルに併設されているCafeです。

クリーンで居心地のいい店内。17時頃と夕食には少し早い時間のため、店内は静かでした。

LAチーズバーガーセットを注文。チーズバーガー+ポテト+ドリンクバーで1,450円。ソフトドリンクやコーヒーが飲み放題のため、なかなか良心的なお値段。
そして、バーガーは、ゴロっとした牛肉のパティがトマト・ピクルス・シャキッとしたレタス・玉ねぎ・バンズで挟んでいて、おいしい。
私にはややボリューミーでしたが、男性や海外の方にはちょうどよいサイズかもしれません。
『なんでこんなところでバーガーが?』と思っていたのですが、このホテルの若旦那がカリフォルニア出身の方だったからかもしれません。
ご飯どきにもなると、海外からの旅行客が続々と入店されました。
伝統的な旅館飯よりも、バーガーの方が海外の方の好みには合っているのかもしれないですね。

角間温泉に戻り、お楽しみの温泉へ。清掃が行き届いていて、とてもきれいな浴室。24時間入浴可能です。(共同湯も24時間利用可)

小さめの浴槽に源泉がかけ流されています。
かなり熱めのお湯で水を足しました。夜ともなれば、窓から涼しい風が入ってきます。
美肌の湯ともいわれるアルカリ性(ph8.2)のナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。癖を感じないお湯で、翌後はお肌がつるつるに。

朝食は8時から。1階の部屋でいただきました。すだれから心地よい風が入って気持ちいい。

焼き魚、ゴマ豆腐、ハムサラダ、ブロッコリーとひじき、キュウリの古漬け、目玉焼き、味噌汁、ごはん。
ちょうどよい量。ごはんを食べていると、カランコロンと地元のお爺さんが下駄で共同湯に向かう音が聞こえてきます。

あまりに暑いため、帰路は送迎で湯田中駅へ。
温泉で静かにくつろぐのが似合う街でした。
角間温泉 共同湯巡り
角間温泉には「大湯」「滝の湯」「新田の湯」の3つの共同湯があり、地元の方と角間温泉宿泊者のみが利用できます。
共同湯の源泉はすべて同じで、泉質はナトリウム - 塩化物・硫酸塩温泉。寂寥感が漂い、秋や冬が合う気がします。
お肌に優しいお湯で、浴後はつるつるに!
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歩いて数分の距離に共同湯三つがあります。髙島屋の目の前にあるのが大湯。
宿でもらった木製のキーを鍵穴に差し込んで入ります。
脱衣スペースと湯舟があるだけの昔ながらの造り。トイレはありません。

泉温が73.2度と高いですが、入浴したときは適温になっていました。澄んだお湯に黒い湯花が浮かんでいます。
木造の小屋で、屋根近くにある風遠しから、涼しい風が入りこんできます。
小さな温泉地なので、共同湯を独泉できるのもうれしいですね。


こちらは滝の湯。人が入っていると、ざぱーっとかけ湯の音が聞こえてきます。一人の時間を狙って、早朝に湯めぐりしました。

滝のような打たせ湯があります。お湯は熱めでした。

そして、新生の湯へ。

大湯、滝の湯と比べると、ややぬるめのい印象。適温でやわらかなお湯は、ずっと浸かっていられます。
このお湯が一番好みでした。
共同湯の源泉は3つとも同じですが、少しずつ違う印象を受けるのがおもしろいですね。
小布施 葛飾北斎と栗が有名な街へ
小布施(おぶせ)は栗の名産地として知られる歴史と文化の町。江戸時代には葛飾北斎が滞在し、多くの作品を残したことでも有名です。前月に湯田中に訪れた際、小布施駅で下車する人が多く、気になっていました。
この猛暑の中、さすがの小布施も暑く、栗のお菓子とお土産を目当てに散策。
きれいな街並みは秋や冬が合う印象。季節を変えて、また立ち寄ってみたいですね。
- アクセス
- [電車] 湯田中 - 小布施 20分強 710円 ※プラス100円で特急を利用した場合
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小布施は、飯縄山、戸隠連山、黒姫山、妙高山、斑尾山の北信五岳や千曲川を望むことができる土地。
駅のプラットフォームから北信五岳の稜線が見え、雪化粧するとより美しいだろうな…
この日は小布施ハーフマラソン後で、駅や街はランナーでにぎわっていました。

きれいな街並み。栗ロードへ。
秋は栗やぶどう、リンゴが街中にあふれかえり、冬は雪景色、春は千曲川の桜堤がうつくしいよう。

細い小道が道々にあって、散策がたのしい。
お目当ての小布施堂えんとつにやってきました。11時開店。開店30分前に到着しましたが、すでに7~8組の先行客がいました。

北信濃の気候が、どこにも負けないおいしい栗を生み出したそう。江戸時代から「小布施栗」のブランドで知れ渡っており、将軍への献上品にもなっていたよう。
栗あんが贅沢に使われ、中にはナッツのセミフレッドやカスタードクリームが入っていて、おいしかった~。
小布施堂で栗の焼き菓子をお土産に買って帰りました!