9月 山と温泉 東北

[三ツ石山、松川温泉] 台風接近中で登山下見にとどまるも、良質な温泉と岩手の食材を堪能

紅葉の三ツ石山と八幡平を求めて、岩手へ。紅葉にはまだ少し早く、台風も接近中。登山はできませんでしたが、岩手のおいしいものとよく温まる温泉を堪能し、リフレッシュ!!宿泊した峡雲荘は、広々としたお部屋に爽やかな風が吹き込んで、心地良い。スタッフの方も感じがよく、温泉&料理もGood。三ツ石山と組み合わせて、また訪れたいと思いました。

  • 日:2024/9/20(金) - 9/22(日)
  • 旅程
    • 9/20:大阪空港(伊丹) - 岩手花巻空港 - 盛岡 - 松川温泉
    • 9/21:松川温泉 - 藤七温泉
    • 9/22:藤七温泉 - 盛岡 - 岩手花巻空港 - 大阪空港(伊丹)
    • 本ブログは、1日目の盛岡散策と松川温泉の記録です。2〜3日目の記録はこちら
  • アクセス
    • [バス] 岩手花巻空港 - 盛岡駅 約45分 1,500円 いわて花巻空港アクセス
      ※東京-盛岡の場合 [新幹線] 約2時間15分 1万5千円強 または [夜行バス] 約7時間 - 8時間 約5千円 - 約1万強
    • [バス] 盛岡駅前 東口 - 松川温泉 約1時間半〜2時間 1,350円
    • [バス] 松川温泉 - 藤七温泉 25分※ 700円
    • [バス] 松尾鉱山資料館 - 盛岡駅前 東口 1時間20分 1,100円
      ※松尾鉱山資料館までは、藤七温泉の送迎を利用
    • [バス] 盛岡駅 - 岩手花巻空港 約45分 1,500円

八幡平樹海ラインについて
24年7月の豪雨で樹海ラインの道路が陥没し、全面通行止め。そのため、アスピーテラインからの迂回経路となりました。松川温泉 - 藤七温泉は25分程度のところが、1時間強かかっています。昨今の異常気象で道路状況が変わることが増えています。山の中にある宿に行く場合は、事前に宿の公式HPで確認することをお勧めします。

盛岡

盛岡駅に10時過ぎに到着。12時過ぎの松川温泉行きのバスまでには少し時間があるため、ランチ+盛岡散策をすることにしました。盛岡の繁華街は駅から徒歩10分先にある「大通・菜園」地区。時間が限られる今回は、駅ビルのフェザンでの土産物探し&盛楼園の盛岡冷麺をメインにしました。

    写真

    関西は30℃近くあるこの日。大阪(伊丹)空港から岩手花巻空港へ。
    花巻に9時ごろ到着。22℃と涼しかったです。空港からバスで盛岡駅に行き、松川温泉行きのバスに。空港発のバスは、大阪・名古屋の便の到着を待って出発してくれます。観光用の立派なバスで快適でしたよ。ICカード利用可。
    10時頃に盛岡駅に到着。12時の松川温泉行きバスまで少し時間があるので、ランチとお土産の下見をすることにしました。盛岡駅ビルのフェザンおでんせ館には、土産物屋が集まっています。
    ランチは、食べログ百名店に毎年選出されている盛楼閣へ。盛岡駅前にあり、10時半過ぎに到着。休日はすごい行列のようですが、この日は一番乗りでした。きれいな店内。ひとりでも4人用の席に案内いただき、ゆっくり食べることができました。ひとり客もそれなりにいます。甘めの牛骨スープに、にんにくや唐辛子などの効いたキムチ、シコシコ・ツルツルの麺でおいしかったです。
    ランチの後は駅ビルのフェザンへ。本館地下1階のワクワク広場が個人的に◎。惣菜や弁当、パン、菓子などがあり、どれもおいしそうでした。
    行動食によさそう!と思わず買ってしまった地方の名菓たち。岩手のものは一つも買っていなかった…。
    駅前のバス乗り場3番から松川温泉へ。この写真の正面にある案内所でバス停を聞きました。ICカードの利用も可。松川温泉までのバスは一日に3本程度しかなく、盛岡駅からも1時間半以上かかります。
    台風が接近していて、どんよりとした一日。晴れ間の一瞬にパチリ。岩手山や八幡平を眺めながらのどかな田園地帯を抜けていくこのバス道が好きです。

    松川温泉 峡雲荘

    三ツ石山登山口のすぐ近くにある峡雲荘。登山をする身としては、この立地もありがたいですが、広々とした快適な部屋、乳白色の温泉、地元食材をふんだんに使ったおいしい食事、感じのよい接客…と本当によいお宿でした。個人的には仕事が忙しくて少し疲れていたため、このお宿でリフレッシュすることができました。

    • 松川温泉 峡雲荘
      • 2食つき:16,650円〜 (税込、一人泊の場合)。土日でも一人泊可
      • 温泉:単純硫化水素泉。24時間入浴可。内湯(男湯、女湯)・露天(混浴、女湯)。
      • 食事:夕食は18:00-20:00 部屋食、朝食は7:30-8:30 大広間での食事。
      • その他
        • 源太岳の湧水を使用しており、お水がおいしい。

    写真

    峡雲荘に到着。松川温泉のバス停前に宿があります。盛岡市内は湿気があり、やや暑い印象でしたが、ここはグッと気温が下がります。14時過ぎ到着とまだチェックインには少し早い時間ですが、気持ちよく部屋に案内いただきました。
    別館(トイレ無)の安めのプランを選んでいるのですが、通された部屋は広々。とても快適です。窓を開ければ涼しい風が入ってきます。避暑地でもあるここはエアコンなし。扇風機でも十分なのかもしれませんね。(テレビ、FreeWifiあり)
    新しくはないですが、清掃の行き届いた館内。 共同のトイレ・洗面所も綺麗でした。朝・晩は冷え込みましたが、地熱の暖房が入ります。動き回るスタッフさんは冬でも半袖で過ごせるぐらいぬくぬくのようです。
    寛ぎスペースもあり、三ツ石山を望むことができます。民芸調のインテリアも素敵。
    お楽しみの温泉!泉質は単純硫化水素泉。金属を腐食させるため、シャワーはなく、目の前にあるお湯だめから湯を汲むスタイル。少し緑がかった乳白色の湯は体がよく温まります。新しく改装されており、きれいな浴室でした。(出典:峡雲荘公式HP)
    左が混浴、右が女湯の露天。衛生管理上、バスタオルを巻いて混浴の露天に入ることはできないため、夕食の時間帯や早朝の誰も入浴していない時間にささっと入りました。泉質の違いはそこまで感じず。女性の方は、女湯でゆっくりと景色を見ながら入るのがいいかもしれません。(出典:峡雲荘公式HP)
    夕食です!地物をふんだんに取り入れた食事で、自室でいただけます。前菜、湯葉、帆立・茄子の小鉢、豆腐田楽、岩魚の唐揚げ、ホロホロ鶏の鍋、ご飯、味噌汁、デザート…ととっても豪華!ホロホロ鶏は噛むと肉の甘みが広がって、おいしい。
    周辺でとれるきのこや山菜をふんだんに取り入れた前菜。八幡平の川魚のお造り(イトウ、サーモン、岩魚)、姫竹と豚肉の煮物、あわびだけ(ヒラタケの一種)、さわのだけ?、ぜんまいの白和。
    地酒や骨酒も取り揃えているようです。私はビール派のため、ドラゴンアイの地ビールを堪能。中居さんが料理の解説をしてくださり、食後には布団を敷いていただきました。
    朝食も良かったです。目玉焼きとハム、つるむらさきの揚げひたし、煮物、岩魚の一夜干し、くり、きんぴらごぼう、トマトとモッツアレアチーズのカプレーゼ、めかぶ、ご飯(ヒトメボレ)、味噌汁、果物。ヨーグルトや納豆、海苔、梅干しはセルフ式。食後にはロビーでコーヒーをいただけます。
    松川温泉は、この峡雲荘と松川荘があるだけで、周りには何もありません。宿の方は皆とても親切!山に囲まれた静かな環境でゆっくりしたい方におすすめです。

    朝・晩は冷えるので、この時期はフリースや薄めのダウンなど防寒着があると安心です。

    三ツ石山

    本州一早いと言われる三ツ石山の紅葉。2024年は9月30日頃に見頃を迎え、斜面が真っ赤に染まったようです。東北百名山でもあるこの山を登って見たいと訪れた今回。登山予定の日は台風の影響で天候が悪く、残念ながら中止にしました。次回に向けた軽い下見の記録です。

    写真

    峡雲荘から登山口までは徒歩10分ほど。標識もあり、宿の方も登山口や山の様子を教えてくださいます。気温が下がり始めたこの週に、ちょうど色づき始めたよう。三ツ石の紅葉は早く、9月下旬に染まり、10月早々には散ってしまうそう。
    松川荘の裏手にある登山口。紅葉の時期は、多くの登山客が訪れるそうですが、普段は静かな山。この9月は秋晴れで気持ちいいという日がほとんどなかったよう。どんよりとした日の中、ときおり晴れ間がある天候が続いたそうです。
    地熱発電所の合間に、三ツ石山?が見えました。山の記録を見ていると、三ツ石山荘の湿原〜山頂周りの展望が良さそう。混雑する紅葉の時期でなくて良いので、登ってみたいですね。

    三ツ石山登山コース
    天候が良ければ、ぜひ周回コースを歩いてみたいです。
    ・三ツ石山の往復コース(約4時間半)
    三ツ石登山口 - 三ツ石山荘 - 三ツ石山 - 三ツ石山荘 - 三ツ石登山口
    ・三ツ石山〜源太岳の周回コース (約7時間)
    三ツ石山登山口 - 三ツ石山荘 - 三ツ石山 - 小畚山(こもっこ) - 大深岳 - 源太岳 - 三ツ石山登山口

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