地球温暖化のせいで、真夏が過ごしにくくなってきた昨今。7月〜8月はとにかく涼しい場所に行きたいですね。乗鞍岳は2,800m ~ 3,000m超の23つの峰から成りますが、シャトルバスで標高2,700mの畳平まで一気に上がれます。よく整備された登山道は歩きやすく、体力や経験に合わせて様々なコースを歩けるのが魅力。畳平周辺にはお花畑も広がっていて、登山初心者の人にもお勧め。今回は乗鞍高原温泉と組み合わせて行ってきました!
- 日:2024/07/19(金)-7/21(日)
- 旅程
- 7/19(金):大阪 - 松本 ※夜行バスで移動
- 7/20(土):松本 - 乗鞍高原観光センター - 湯けむり館 - 福島屋(宿)
- 7/21(日):福島屋 - 乗鞍岳登山 - 松本市内散策 - 大阪
- アクセス
- [バス] 大阪 - 松本駅東口 約7時間 9,800円 ※夜行バス
- [電車] 松本 - 新島々 30分 710円 アルピコ交通バス時刻表
- [バス] 新島々 - 乗鞍高原観光センター 約1時間 1,350円
- [バス] 乗鞍高原観光センター - 畳平バスターミナル 約50分 2,050円
- 帰路も松本までは同じ。松本 - 大阪は電車(特急しなの、新幹線のぞみ)で移動。約3時間半 11,110円
東京からのアクセス
公共交通機関で行く場合、次のような手段がありそうです。
(長野側からのアクセス)
・[上高地行きバス] 東京 - 新島々
・[特急あずさ] 東京 - 松本
(岐阜側からのアクセス)
・[京王バス] 東京 - 平湯温泉 [濃飛バス] 平湯温泉 - ほおのき平 - 乗鞍畳平
関西からのアクセス
関西からは岐阜側からの方がアクセスはいい。2022年9月の被災により長らく通行止めになって乗鞍スカイラインが24年8月20日から開通。そのため、大阪 - 平湯温泉と夜行バスで移動し、翌朝に平湯温泉 - ほおのき平 - 乗鞍畳平とバスで移動して登山〜平湯温泉に宿泊という流れが個人的にはお勧め。平湯温泉については、西穂高&平湯温泉のブログ、飛騨高山&平湯温泉のブログも参考にしてください。
乗鞍観光センター周辺
乗鞍岳はマイカー規制。長野側からアクセスする場合は、乗鞍観光センターで畳平行きのシャトルバスに乗り、登山する方が大半。そのため、シャトルバス乗り場となる乗鞍観光センターは土産物屋や飲食店、温泉施設があり、なかなか便利。今回は初日がいまひとつなお天気だったため、ここでゆっくり。観光センター周辺についてご紹介します。
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福島屋
乗鞍岳にアクセスよく、硫黄泉も楽しめる乗鞍高原に宿泊したいと見つけた福島屋さん。家族経営の温かいお宿でした。館内は山の写真やドライフラワー、鳥の羽の飾りがいっぱい。本棚にはキノコや山菜、昆虫、山の本が充実しています。誠実なご家族の好みを反映しているのでしょうね。日々の忙しない生活に疲れた一人旅の人にぜひ利用して欲しい宿。地物がふんだんにある食事も良かったです。
- 福島屋
- 素泊まり:6,970円〜、2食つき:9,720円〜(税込、一人泊の場合は+2,200円)。土日でも一人泊可
- 利用したプラン:2食付き 10,200円
- 温泉:硫黄泉(酸性硫化水素泉)。内湯と露天の2つ。24時間入浴可。
- 食事:夕食18:00〜、朝食7:30〜。食堂でいただきます。
- その他
- 電話またはメールで予約。
- チェックインは14時〜と早め。
- チェックアウト後も無料で温泉OK。トレッキングやスキーの後も利用可能。
- アクセス:乗鞍高原観光センターから徒歩5〜10分ほど
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乗鞍岳
登りやすさ、標高3,000mからの絶景、お花畑…これが乗鞍岳の魅力だと思います。魔王岳、大黒岳、富士見岳、剣ヶ峰を登る方が多いですが、登山経験があまりなければ、畳平バスターミナルからアクセスの良いお花畑や魔王岳、大黒岳だけでも十分に楽しめます。万人受けがいい一方で、さまざまな登山客で終始賑わっているので、静かな山歩きが好きな人にはあまり向かないかもしれませんね。
- コース:畳平バスターミナル - 剣ヶ峰口 - 剣ヶ峰 - 剣ヶ峰口 - 富士見岳 - 大黒岳 - 畳平バスターミナル - お花畑 - 畳平バスターミナル
- 標準コースタイム:約3時間半
- 難易度:低
- 登山道はよく整備されており、道標は明瞭
- 標高3,000m級の山。天候は変わりやすく、風も強いです。雨具・防寒具・グローブは必要です。
- 乗鞍高原 湯けむり館:営業時間10:00-20:30、大人730円
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乗鞍岳周辺の温泉
周辺には温泉がいっぱい!公共交通機関で移動するため、登山のアクセスに最も良い乗鞍高原温泉に宿泊しました。マイカーがあれば白骨温泉や沢渡温泉、平湯温泉に立ち寄るのもいいですね。
松本
松本駅周辺は繁華街が広がり、多くの飲食店があります。「その土地にしかない食」を探すのも、旅のたのしみの一つですよね。下山後のペコペコなお腹を抱えて、クラフトビールを飲もうか、カフェでゆっくりしようか迷いましたが、今回は松本駅から徒歩5分にある珈琲美学アベに行ってきました!
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